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〜〜〜  ビアトリクス・ポターの描いた絵本の舞台を追いかけて(2003年8月) 〜〜〜

4日目(8/22) 湖水地方 素晴らしい景色
  ライノーズ・パス 〜 グラスミア 〜 ケズウィック
  

旅行4日目 快晴 嵐が過ぎると、緑あざやかな素晴らしい景色が待っていた!

  • ケズウィックの町並み 観光客がいっぱい、活気あふれる町

▼ケズウィック Keswick

 ケズウィックの町の中心に、ひときわ目立つ建物がある。これは、1813年に建てられたムート・ホール(Moot Hall)で、単なる時計塔としての役割だけではなく、内部はインフォメーション・センターになっており、この街を拠点にレジャーを楽しもうとしている人々でいつも賑わっていた。

  
 写真左)ムート・ホール正面。湖水地歩方特有のスレート造りで、マーケット・プレイスの広場中央に建ち、町を見守るかのよう。
 写真右)ムート・ホールの裏側が、インフォメーション・センターの入口になっていて、内部はとても明るく、ショールームのような雰囲気で、壁一面にケズウィックを起点とする観光パンフレットがずらりと並べられてた。

 湖水地方の中心地は、ウィンダミア駅に近く、ウィンダミア湖のほとりにあるボウネス・オン・ウィンダミアで、ここを拠点として観光名所を巡るオプショナルツアーも数多く存在する。ボウネスを湖水地方の南の拠点とするなら、北の拠点はケズウィックということになるだろう。

 ウィンダミア駅へと乗換するオクセンホルム・レイクディストリクト駅よりもさらに北、ペンリス駅からバスで30分ほどのところにあるケズウィックは、「湖の女王(Queen of the Lakes)」と称されるダーウェント湖のほとりにある町。ダーウェント湖を取り囲む山々は、ハイキングに適した山から、トレッキングを楽しめる600メートル超の山が連なり、まさにアウトドア天国。町を闊歩する買い物を楽しむ人々に紛れて、ナップザックを背負い、帽子を目深にかぶった本格的な登山の格好をされた人たちの姿も多く見かける。

  
 (写真) ケズウィックの町の向こうに見える山。山肌一面が赤紫色に染まっている。これは、この旅のテーマカラーでもあるヒース(heath)が咲き誇っているため。
 (旅行2日目 ヒースが満開の部分でもヒースについて書きましたので、そちらもどうぞご覧ください。)

▼マーケット・プレイスのショップ巡り Market Place

 ムート・ホールの手前の広場が、マーケット・プレイス。広場の両側には、ショップやカフェ&レストラン、ホテルなどが建ち並び、大変にぎやかな通りになっている。毎週土曜日には、カフェやケーキショップ、雑貨店などが市を開催されているのだとか。

 
 (写真)マーケット・プレイスの手前のショップは、ソフトクリームの看板が目立つお土産物屋。道端にディスプレイされたポストカードは、ついつい足を停めて見入ってしまう。

  
 (写真)ショップの店頭で見つけたポストカード。写真右は、くまのぬいぐるみと景色を融合させたもの。これをピーターのぬいぐるみで作成することができるといいのにね。

  

  
 (写真)ポストカードを販売していた店内では、お菓子の販売コーナーにピーターが。これは、ピーターのファッジ(FUDGE)を販売するディスプレイで、あまりの可愛らしさに、箱買いしそうになったぐらい。しかし、このお菓子の甘さときたら、スニッカーズをさらに甘くしたような。という訳で、箱買いは却下。ファッジの隣の写真は、「ケンダル・ミント・ケーキKendal Mint Cake」で、湖水地方の有名な名物お菓子(ハッカ味の板状の砂糖菓子)。

 続いて真向かいにある雑貨店のショーウィンドウで、友人のうさぎアンテナが作動。
  
 (写真)棚の真ん中にPeter Rabbitの文字が。ニュールックの文房具品などがあり、ジマイマのぬいぐるみも。

  
 (写真)そのショップで見つけた、手作り品ぽいピーターバッグ。

  
 (写真)そのショップで見つけた、これぞ湖水地方のいいとこどりのエナメルバッグ。すべて湖水地方を代表する観光スポットや、ワーズワースの肖像画、羊、スイセン、そのなかにジマイマや、赤リスナトキンも。これは、もしかしてザ・ニセモノか。ピーターコーナーとは離れた場所にあったから、これを見つけた友人もすごい!

  
 ムート・ホールのすぐそばにあるケーキショップ「Brysons」。おいしそうなケーキがたくさん並ぶなか、ニンジンがデコレーションされた砂糖たっぷりのパウンドケーキに目を奪われるも、強烈に甘そう!?

 目移りしそうな可愛いショップばかりで、車酔いもどこかに飛んでいってしまったかのように、散策するだけでも楽しいショップめぐりとなる。もちろん、ピーターラビット アンド フレンズは、その中でも大興奮。「えっ、また〜」と言わずにお付き合いください。

ケズウィックの町並み 観光客がいっぱい、活気あふれる町 (完)
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旅行4日目 快晴 嵐が過ぎると、緑あざやかな素晴らしい景色が待っていた!

  • ケズウィックのピーターラビット アンド フレンズ ピーターの日時計を発見!

▼ケズウィックのピーターラビット アンド フレンズ

 マーケット・プレイスから、東側に向かってステーション通り(Station Street)に入ると、すぐに青い看板が目に飛び込んできた。

  
 (写真左) ステーション通りの目印の青い看板。メイン通りのマーケット・プレイス側から撮影。
 (写真右) 建物正面の入口。ここのウィンドウ・ディスプレイは、その当時人気だったキャラクターのぬいぐるみが勢ぞろい。

 
 (写真)まるでデコレーションケーキのようなピーターの日時計を発見!
     ピーターの産まれ故郷である英国で、ピーターグッズの奥深さを感じる。

 見た目の美しさはもちろんのこと、日時計というなんともレトロで雰囲気のあるグッズに、その場で足が釘つけになってしまう。しかし、これを手にした途端、ずっしりとくる重量感。土台は、人工大理石風で、大きさもLP盤より大きい直径30cm以上はあるだろうか。


▼パークホテルにチェックイン

 ケズウィックの宿は、「The Keswick Park Hotel」。町の中心部ムート・ホールからも近く、歩いても10分とかからない距離にあるのに、ホテルの先は公園になっているためかとても静かな雰囲気。ホテルの概観は、湖水地方独特のスレートの外壁で、およそ1880年頃に建てられたものだとか。

 The Keswick Park Hotel 1泊 30ポンド(朝食付き)

  
 (写真左)ケズウィック・パーク・ホテルの概観 (写真右) 名前はホテルとなっていても、3階建てのそれほど大きな建物ではなく、B&B(ベッド&ブレックファースト 朝食付き宿)として営業。

  
 (写真)部屋はシングルルームだったので、ベットがひとつあるだけのシンプルな部屋。ベッドサイドランプの明かりだけにするとそれなりに雰囲気はでてくる?

 旅行4日目にして、二度目の車酔い。気分はよくるものの、ホテルの部屋に一歩足を踏み入れた途端、疲労がピークに達し、思わずベットに倒れこむ。しかし、お昼を食べてない上に、夕食も済ませていないため再び外出。

▼Dinner

 夕食のリクエストを聞かれ、「お粥が食べたい」と、チャイニーズレストランを探す。ムート・ホールの近辺でチャイニーズレストランの場所を尋ねたら、マーケット・プレイスのはずれに1軒のチャイニーズレストラン「寛山 Golden Hills」を発見。

 

  
 (写真左) 手前にあるのがワンタンスープ 奥のカセットヒーターにあるのが、麻婆豆腐と野菜炒め
 (写真右) エビ入りチャーハン

 残念ながらお粥はメニューになく、中華スープを頼んだところ、大きなワンタンがゴロゴロと入ったものがでてきた!あっさりとしたスープを想像していただけに、目が点!しかし、気を取り直してひと口いただくと、これが意外とおいしい。

 その他にも友人が、「豆腐なら大丈夫だろう、お粥の代わりにチャーハンだったら米粒が食べれるよ」と頼んでくれた。これら大皿で盛られる料理は、みんなで取分けて食べるスタイル。この食べ方は、日本でもおなじみ。しかし、ひとつだけ違うのは、料理が冷めないようにとお皿の下にカセットコンロならぬ、カセットヒーターが用意され、時間が経っても料理が冷めない工夫がされていたこと。

 このサービスには一同感心しきり。「チャイニーズは、なかなかよかったね」と言いつつ、あまり食がすすまなかった私のために、ホテルまでの帰り道、友人が薦めてくれたジュース。

 
 (写真) RibenaのBlackcurrant 1.75ポンド

 友人も英国に来てからよく購入するジュースだか。これがとてもおいしくて、飲みやすく、胃のむかつきをすっーとおさえてくれた。湖水地方に滞在できるのも残り1日となり、そして朝から予定がぎっしりとつまっていたため、ここでしっかりと体調を整えておかなくてはと、ベットに入るなりすぐに熟睡。

 さて、旅行5日目はどのような感動と興奮が待っていたのでしょう。。。

ケズウィックのピーターラビット アンド フレンズ (完)
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ラピータの部屋コンテンツ 英国旅行記2003年版 2009.11.25 ラピータ著