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6日目 ロンドン カムデン・パッセージ 〜 バッキンガム宮殿


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  • カムデン・パッセージ


今日から一人でロンドンの街を旅する。
とりあえず見て回りたい場所はいくつかピックアップしてきたけれど、まずはアンティークショップが立ち並ぶ「カムデン・パッセージ」へ。

移動はもちろん地下鉄を利用。まずはワンデイトラベルカードを購入。

  地下鉄 ゾーン1&2  1日乗り放題 日曜日だったので時間制限無し  4ドル

  「カムデン・パッセージへの行き方」
  キングスクロス駅からノーザンラインに乗り、「エンジェル」駅下車 徒歩2分
  「Upper Street」沿いにある「The Mall」
  オープン:火、木、金 10:00〜17:00 水 7:30〜17:00 土 9:00〜17:30


時間も早いし、日曜日だし、絶対にオープンしているはずがないとは思いながらも出かけてみた。案の定お店はすべてクローズ。オープンしていたのは、朝市の野菜屋さんのみ。

「The Mall」は、小さなアンティークショップが寄り集まったインドアのショップで、「Upper Street」を一本入った「High Street」にもたくさんのショップがある。こちらは日曜日もオープンしていると思うけれど、やはり朝早いから見事にクローズ。

そんな中、探していたあるものを発見

 
写真説明) 左:カムデン・パッセージのとあるお店のウィンドウに飾られていたポット
        右:「カルアシ・チミーのお話」より ビアトリクス・ポター(著) いしいももこ(訳)福音館書店


(実際の絵本のシーン。絵本をお持ちでない方のために画像掲載しましたが、このシーンを見ることで、お話が読みたいって思ってくれればうれしいです。)


そうなんです。「カルアシ・チミー」のお話にでてくるこのポットがないものかあちこち探していたんです。ヒルトップでは見かけなかったのですが、きっとどこかにあると信じていました。
お話の中に出てくるポットは、写真のよりもっとスリムだけれど、まだ探せばあるんですね。

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  • コベントガーデン
地下鉄エンジェル駅から再びキングスクロス駅に戻り、次にコベントガーデンへとむかう。

  「コベントガーデンへの行き方」
  キングスクロス駅から 地下鉄ピカデリーラインに乗り「コペントガーデン」駅下車 徒歩1分
 

映画「マイフェアレディ」の青果市場の跡地「コベントガーデン」
コベントガーデン駅から地上への出口はなんとエレベーター。これにはさすがにびっくり。エレベーターが3台あって、ブザーの鳴っているエレベーターに乗り込む。
しばらくするとドアが自動で閉まり、地上へと連れて行ってくれる。大勢乗ってくればいいけれど、もしもの場合を考えたら逃げ場もないしちょっぴり恐い。

駅からコベントガーデンはすぐ目の前。2階立て地下1階の古い建物でまんなかが吹き抜けになっている。駅へと続くストリートや、コベントガーデン広場では楽しい大道芸人達が観光客を楽しませている。
全身真っ白になって銅像のようになっている人や、大掛かりなはしごの芸や、トランポリンで曲芸している人。技が決まると拍手喝采で大変にぎやか。


(写真説明)ピーターラビットアンドフレンズ ロンドン店の正面玄関


そんな中、私はコベントガーデン内にある「ピーターラビットアンドフレンズ」ロンドン店へ。
1階入ったフロアはそんなに広くないけれど、2階は横に長い廊下のようになっていて、ピーターラビットグッズがいっぱい。
ピーターラビット専門店とはいえ、最近では他のキャラクターも取り扱っていて、最近仲間になった「ハリーポッター」のキャラクターグッズをはじめ、「フラワーフェアリー」「ブランベリー・ヘッジ」なども。

なんといってもピーターラビットグッズの品揃えでいえば、このショップが一番多かったような気がします。フィギュアもたくさんありましたし、小物も充実。新柄のピーターグッズも文房具など中心にたくさんありました。

このお店では、かさばるものばかり購入となるため、とりあえず一旦外に出て他のお店を見て回ってからまたもう一度戻ってくることにした。

ピーターラビットアンドフレンズで購入したもの

 
(写真説明) グロスターの仕立て屋アーチフィギュア  14.99ポンド
とても精巧によくできたフィギュアで、裏から見ると窓枠に雪が積もっている。このフィギュアを出窓に飾るとすごくかわいいじゃないかしら。



 
(写真説明) 上:モペット紅茶缶 3.99ポンド
        下:ピーターのお菓子缶 4.25ポンド(正面から見たところ、横から見たところ)


ピーターラビットアンドフレンズの廊下へだてたとなりのお店「Caso Pupo」にふらりと立ち寄ったら、なんとピーターラビットアンドフレンズで購入しようと思っていたピーターラビットアーチフィギュアのディスカウントセールをやっていた。
なんてラッキー!と思い、アーチフィギュアだけはこちらのお店で購入。ほんの3ポンド安くなるだけなんだけど、何故か無性にうれしい。


(写真説明) ピーターラビットアーチフィギュア 11.96ポンド 表情がすごくかわいいでしょ。


コベントガーデンのとなりに、「ザ・マーケット」があり、アクセサリーや小物など販売する露天商がいっぱい。ここにもピーターラビットの編みこみセーターが売っていました。実はこのお店の情報は、以前イギリスに旅行された方から教えてくださった情報を元に行って来ました。
どんなキャラクターでもお作りしますと日本語で書かれた案内と、その見本のアルバムが置いてあり、ピーターラビットのセーターもかなり作られているようです。


(写真説明) 写真左上のセーターがピーターラビットのセーター。柄わかるかしら。


コベントガーデン内におしゃれカフェテリアがあったので、ここでちょっと早めのランチ。いつもサンドイッチばかりだったので、ドーナツを見つけて食べたくなったというのが本音。

  ドーナツ、ジュース、サラダ  7.72ポンド

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  • ピカデリーサーカス
観光客のメッカ ブランドショップが軒を並べるリージェントストリートがあるピカデリーサーカス駅へ。

  「コベントガーデン駅からピカデリーサーカス駅への行き方」
  コベントガーデン駅から 地下鉄ピカデリーライン ピカデリーサーカス駅下車 徒歩すぐ


ピカデリーサーカス駅を降り、リージェントストリートを北へむかって歩く。ここはもうショッピングストリート。ショッピングが大好きな日本人にはたまらない場所なのかな。

私はピーターラビットにしか興味がないので(こんな人もめずらしい)、「ウェッジウッド」や「ロイヤル・ドルトン」などに立ち寄る。「ウェッジウッド」では、7月のバーゲンセールの時期なので、ピーターラビットグッズはセール品の記念プレートしか扱っていなかった。

  98年、99年のクリスマス、バースディプレート  約11ポンド

「ロイヤル・ドルトン」では、現在発売中のフィギュアが、ガラスケースの中にずらりと勢ぞろい。白雪姫と7人の小人達のフィギュアもとってもかわいい。
ひとりで入るのは勇気がいる店でしたが、見るだけはただなので、しっかり見てきました。


ピカデリーサーカス周辺をぶらぶらしていた時に一番困ったのが、トイレ。
ショップはたくさんあるけれど、専門店ばかり。なんとなくトイレだけ借りるのにはちょっと気がひける。でもまわりにはトイレはなく、ガイドブックによるとトイレにはカフェで食事をした時に済ませればよいと書いてある。


ランチは、コベントガーデンのオープンテラスのカフェで済ませてきたが、そこにはトイレはなかった。ピカデリーサーカスには、デパートがあるので、そこで借りるのが一番良いみたい。


ウェッジウッドの向かいにある「PAST TIMES」という店先にはフェアリーのガーデニングがあり、かわいいお店だったので店内に入ってみたら、なんとそこでこんな壁飾りを見つけました。

 

  「POTTER FRIEZ」 1.99ポンド

紙製なので、すぐに破けたりするかもしれないけれど、子供のお誕生日会にこんな飾り付けをしてあげたら、子供は喜ぶんじゃないかしらと思って。

キャラクターの上から3分の1ぐらいのところに2ヶ所切れ込みを入れて、そこに紐を通しているだけなんですよ。通常なら 4.99ポンドのところがディスカウントされていました。
この店オリジナルの商品みたいですが、他のキャラクターでも発売されていましたよ。


リージェントストリートを北へ歩くこと約20分で、オックスフォードストリートの交差点に突き当たります。オックスフォード交差点を左に曲がり、ニューボンドストリートの方へ向かうと、すぐに右手に大きなデパート「Debenhamsデベナムズ」が見えてきます。

デパートだしとちょっと期待して、まずは食器売り場へ。
この食器売り場では、既に今年発売のウェッジウッド記念プレートが発売されていました。


(写真説明) 2002年バースディプレート


 2002年バースディプレート 2002年カレンダープレート 2001年クリスマスプレート 13.50ポンド

この他にもクリスニングシリーズと、ティータイムセットがありました。

食器売り場でウロウロしていたら、ピーターラビットのビニールトートバッグを持ったイギリス夫人と目が合い、思わず微笑む。すかさずその夫人のお友達が、彼女はピータークレージーなのよって。

私も大好きですとお返事して、友達が作ってくれた帽子を見せたら、その夫人はその帽子をすごく気にいってくれて、どこで買えるの?「ピーターラビット&フレンズ?」って聞かれた。

お友達のハンドメイドなんですって説明したら、ちょっぴり残念そうな顔していたのが印象的。「プリティ」を連発してたっけ。思わずプレゼントしますとも言いそうになったけれど、言えないしね。イギリスに進出してもやっていけるかもよ(^^;)


ニューポンズストリートには、たくさんのブティックやジュエリーの専門店がずらり。日曜日なのにこちらの人通りは少なかった。専門店のお休みは日曜日というところが多いみたいで、それで少なかったのかな。

ニューポンズストリートを通り抜け、目指すは「アフタヌーンティ」を楽しめるブラウンホテルへ。

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  • ブラウンホテルでアフタヌーンティ
 


ホテルの外観は、その歴史を思わず感じさせるぐらいの重厚な雰囲気に包まれ、思わず中に足を踏み入れるのを躊躇するぐらい、立派な格式あるホテル。

こんな格好でアフタヌーンティーを楽しませてもらえるのだろうかとちょっと不安になりながらも、ティルームから出てきた紳士に尋ねてみたところ、「アフタヌーンティ、どうぞ」と迎えいれてくれた。

案内された席は、2人掛けのラブソファー、そこにクッションが4つも置いてあり、席についただけでゴージャスな雰囲気に。

  アフタヌーンティーセット 23ポンド

周りを見渡せば、みんな女性ばかり。もうそこに半日以上はいるんじゃないかと思うぐらいおしゃべりに夢中になっているが、それもうるさく感じない。
このホテルの中だけが時が止まってしまったようにゆったりとしていて、気分がリラックスしてしまうからなんだろうか。

私がオーダーしたアフタヌーンティーセットは、2段重ねのトレー。
上のトレーには、チョコレートケーキに、いちごのタルト、クッキー、そして外側がカリッっとしているのに、中がふわっと柔らかなスコーン。
このスコーンにたっぷりとチーズクリームを塗りいただくのが、たまらなくおいしい(^o^)

「しあわせ〜〜〜」って羽が生えてどこか飛んでいちゃいそうなぐらいおいしかった。

アッサムにたっぷりのミルクを入れていただく紅茶は、汗かくぐらい外は暑いのに、ゴクゴク飲めるぐらいおいしい〜。

「また、しあわせ〜〜」。。。。

この繰り返し。もう最高の気分でした。

甘いものに飽きると、2段目のトレーには、ハムやサーモンのサンドイッチをつまむ。お腹いっぱいなのにまた甘いケーキが食べられちゃう。

これでも充分満足しているのに、さらにケーキトレーがテーブルにやってきて、どれにしますか?って(^^;)

ウェイターが最初に「エンジョイ アフタヌーンティ」と言ってくれたのですが、本当に心からエンジョイできました。

ブラウンホテルでのアフタヌーンティーは、本当におすすめです。

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  • セントジェームスパーク
セントジェームスパーク駅下車した、「CAXTON ストリート」沿いの「Blewcoat School, Victoria」に、「ナショナルトラスト」のショップがあると、アルクの「ピーターラビットと仲間達」で紹介されていたので、地下鉄を乗り継いでやってきた。

日曜日だし、ショップはお休みと思ったけれど、オープンしていたらラッキーと思いながら行ってみた。

ピカデリーサーカス駅からは、2度も乗り換えたけれど、この地下鉄乗り換えをスムーズに行うだけでも、すっかりロンドンっ子になった気分で楽しい。

ホームから地上に出たら、人っ子ひとりいなくて、やっぱり今日はみんなお休みなんだなと思った。

目指す「CAXTON ストリート」沿いを2度歩いてみたが、それらしきお店もなく、看板すら見当たらない。

誰かに聞こうと思っても誰も歩いていないし、フト見ると軍隊の姿が。

なんかものものしい警備に気づき、この場所がバッキンガム宮殿に近いことを知る。

それならついでにバッキンガム宮殿を見学しようと、ウェストミンター教会のあるバッキンガムゲートを進む。

普通なら、バッキンガム宮殿がまず一番でしょうね。
私ときたらあくまでピーターラビットの次に観光がおまけのようについているのよね。

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  • バッキンガム宮殿
 

ここでようやくロンドンにいるんだーって実感が湧いたところかな。
やっぱり初めて来たからには、はずせないスポット。
欲をいえば、衛兵交代の時間に来て、遠くから見るとお人形さんみたいな衛兵さんの歩く姿を近くで見ておきたかった。




バッキンガム宮殿の美しい庭園を撮影していたら、男性から声をかけられ、写真を撮ってくれと頼まれた。ちょうどこの庭園が逆光になっているため、光がカメラに入らないよう逆光の裏技を使って撮影しているのを見て、私が上手に写真を撮影してくれると思ったのだろうか。

普通、女性にシャッター押してくれとは頼まないよなと思いつつも、笑顔で「Yes」と答えた。
「スマイル」って言いながら、この庭園バッグに写真撮ってあげたら、「センキュー」ってスタスタと去っていった。

「お〜〜〜い、普通撮ってあげたら、そちらも撮ってあげましょうか?」ぐらい聞くだろうが。。。。

「もしもし〜〜。。。。」

なんだよー、まったくもう!!と、その場でちょっと目をぱちくり、口あんぐり状態でした。


バッキンガム宮殿では、カメラを撮ってあげると言って近寄ってきては、自分の持っているカメラで撮影した後、撮影した写真を郵送するからといっては、お金を取られるというケースがあるそうです。観光地では油断大敵です。




雲ひとつ無い素晴らしい天気でしょ。ウェリントンアーチ前で撮影しました。撮影に夢中になっていると、地面にはとんでもな落し物があちこちにいっぱいあるので要注意です。ここに来られた方ならわかりますよね、そうです、アレです。
グリーンパークのベンチで休んでいても、その匂いがただよってきたりして、う〜ん強烈。


(写真説明) グリーンパーク  気持ちよさそうな芝生なんだけど、午後6時を過ぎても日が当っているところはかなり暑いため、ほとんど人の姿が見られない。


帰りは、ピカデリーラインのハイドパークコーナー駅から、キングスクロス駅まで。
夕食は、キングスクロス駅の側にあったコンビニで、例によってお決まりメニューを購入

  サンドイッチ、コーラ、ヨーグルト   2.74ポンド

レジでお金を支払う際に、膨らんだ小銭入れを整理するのと、そろそろ難しい小銭にも慣れてきたので、きっちり支払ったら、店員が驚いた顔をして、

 「パ〜フェクト!」って誉めてくれた。

旅行っていつもそうだけど、慣れた頃にもう帰らなくちゃいけないんだよね。
いよいよ、最終日。最終日へとつづく。。
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