〜〜〜 ビアトリクス・ポターの描いた絵本の舞台を追いかけて(2003年8月) 〜〜〜
9日目(8/27) 城壁跡が残る街並み ヨーク
シェフィールド 〜 ヨーク
旅行9日目 思わずのけぞるお宝発見 | |
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▼荷物の発送 今回の10日間の旅行は、スーツケース無しで出かけた。着替えは旅行する1週間前に友人宅に国際小包で送付。ダンボール1個分に詰め込み、航空便の一番早い便で送付した。日本から英国まで3日ほどで到着。 この日の午前中はその逆の作業、再び荷物を詰め日本に送り返すのに時間を費やすことに。出来上がった荷物を郵便局に持っていき、重量を測って送料はというと 94.25ポンド。 日本から送るのの倍の料金になっていた。これは想定外の料金だったけど、段ボールの中は着替えだけでなく、お土産やリーフレット類など重たいものがぎっしりと入っていたから無理もない。 ▼ヨークへ移動 お昼ご飯は友人宅でうどんをご馳走になり、ツルツル、しこしこ、日本食はやっぱり美味しい。日本人に生まれて良かったと思う瞬間。 そしていよいよヨークへ出発。駐車場から真っ先に向かうのは、必ずどんな町にもあるインフォメーションセンターへ。ここでは観光マップや、観光案内、宿泊施設の紹介など、観光客にとってはなくてはならない場所。 ヨークのインフォメーションセンター(写真左) ヨークの観光マップ(写真左) ヨークは突然行くことになったので、この町の知識は何もない。ただ「ピーターラビットアンドフレンズ」というショップがここにあるという情報のみでやってきた。 当然、観光地はこっちにおいといて、目的のショップを探す。 ▼ピーターラビットアンドフレンズのヨーク店 石畳みの両サイドに小さくて可愛いショップが建ち並ぶ道を進みながら、キョロキョロ辺りを見渡していくと、大きなショーウィンドウにピーターたちがお出迎え。 ピーターラビットアンドフレンズヨーク店 専門店でさえロイヤルドルトンのフィギュアは少ししか取り扱っていなかった これで何軒目だっけ? これはピーターラビットアンドフレンズのショップ案内。この情報だけを頼りに、湖水地方にあるショップ6店はすべて行ったし、そしてこのヨークで7店目。全部で11店ある中、2001年に訪れた店も含めると、8店舗巡ることができた。 これも全部友人のおかげ。具合の悪い瞬間はあったけれども、笑いっぱなしの楽しい楽しい感謝感謝の旅でした。ピーターグッズを巡る旅もようやく終わりと思っていたのに、「なんということでしょう」うさぎアンテナが作動しお宝を見つけてしまった。 |
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これで何軒目だっけ?ヨークのピーターラビットアンドフレンズ(完) | |
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旅行9日目 思わずのけぞるお宝発見 | |
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▼アンティークショップ ピーターラビットアンドフレンズを出て、再び通りを歩いていると、目の端にピーターがチラッと写りこみ、また空似に違いないと自分をなだめつつ気になって入店。 ヨークのアンティークショップ やっぱり空似じゃなかった。店に一歩足を踏み入れたらそこはパラダイスが広がっていた。 ▼そこで見つけたものは?! ロイヤルドルトンシリーズのフィギュアがこれでもかと並べられ、写真右側の棚はもう収集がつかないほど。 棚は一段だけでなく、上も下もロイヤルドルトンのフィギュアたち ボーダーファインのフィギュアも(写真右) もうこーなったらコバンザメのようにディスプレイに貼りつき見入ってしまい、にっちもさっちもいかなくなった私を友人がそっと引きはがし、「ラピータさん、欲しいフィギュアをリストして教えてくれたら、近いからまたそのうち来るので購入しておきますよ」という呪文を耳元で唱えてくれたのだった。 「ほんとに、いいの?そんなことお願いして」「うんうん(笑)」 そこで、この日はこのショップに入るきっかけとなったチラッと目に写ったピーター、それは棚の一番上にあったウェッジウッドのクリスマスプレート、1987、1988、1989年の3枚を購入。埃をかぶっていたこのプレート、でも棚の上でなければ私の視界に入ってこなかったかもしれないし、うさぎアンテナ恐るべし。 プレート3枚 54ポンド(1枚18ポンド) ピーターラビット専門店には少ししかなかったお宝が、あるところにはあるんですねぇ〜。うさぎアンテナ最高潮でした。 |
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うさぎアンテナが最高潮に反応 そこで見つけたものは?!(完) | |
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旅行9日目 思わずのけぞるお宝発見 | |
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▼ヨークミンスター大聖堂 英国最大のゴシック建築「ヨークミンスター大聖堂(York Minster)」 グロースター大聖堂を見てきたばかりなのに、ヨークミンスター大聖堂はグロースターを上回る迫力で、その大きさに驚く。全体を写しこむのは至難の業で、大聖堂の迫力が半減して残念。 大聖堂内部には入場せず、ヨーク旧市街を取り囲む城壁を散策。 ▼城壁散策 ヨークは旧市街を取り囲むように城壁が残されていて、フットパスのように自由に散策ができる。 インフォメーションセンターでもらった地図より。青のでこぼこ線が城壁(City Wall)。青矢印の部分に階段があり、そこから城壁へと上がれる。 城壁から望むヨークミンスター大聖堂(写真左) 腕の中にお宝のプレートを抱えながら城壁を散策中(写真右) 城壁の高さは建物2階建てぐらいで、高所恐怖症の私には足がガクガクして周囲の景色を楽しむ余裕はあまりなかったが、向こうからやってくる人とのすれ違いもスムーズなぐらいの道幅で歩きやすかった。これぞ中世の町並み、タイムスリップしたかの気分を味わうことができた。 城壁は途中途切れながら町をぐるっと囲み、すべて歩くと1時間30分かかると地図に記載。私達は途中の階段で城壁を降り、ヨークの町を後にすることに。 ▼マイケルゲートバー 帰り道、マイケルゲートバー(Micklegate Bar)という城壁の下をくぐるゲートがあった。 マイケルゲートバー このような中世の町並みが残る城壁の下を、なんともミスマッチな光景だけど現代の馬車、車がくぐり抜ける。 |
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英国最大のゴシック建築 ヨークミンスター大聖堂、城壁を散策(完) | |
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▼ヨークからの帰り道に見た夕日 ヨークからの帰り道、たっぷり遊んだためなのか空を見ると美しい夕日が出ていた。 英国の8月の日没は夜8時半頃。天気もコロコロと変化し、晴天というような日は少なく、もくもくと雲がわいたと思ったら雨がザ―と降り、日が差してきたと思ってもまたすぐに曇ったりと目まぐるしく変化する。 旅の終わりを締めくくるのにこれほどふさわしいものはないほどの美しい夕日と感慨にふける。 ▼Dinner 最後の晩餐 ディナーは、私が英国に到着した日に行く予定だった友人行きつけのパブ&レストラン「FOX HOUSE」に行った。シェフィールドの郊外にあり、店の名前のようにこの辺りにキツネがその姿を現すことからこのような名前になったのだろうか? FOX HOUSEの入口(写真左) メニュー表 ハンターズチキンとグラスワイン(写真左) 計11.5ポンド 店を出るとすっかり日も落ち真っ暗だった(写真右) 思い返せば、旅の始まり、私が激しく車酔いしなければここで楽しい会話をしながらこれから始まる度への思いに、ゾクゾクと身震いしながら興奮を抑えきれなかったはずだ。 しかし、体調を崩した私を見て、友人は予定を変更しホテルに直行。その日は炭酸飲料を飲むのが精一杯で、翌日も午前中ゆっくり体を休めて体調を整えることとなった。 出発時間を遅らせると私の立てたプランが頓挫し、どうしても行きたかった場所にも行けなくなってしまるところだったが、友人は車を北へ南へ西へ東へと東奔西走させ、私の願いをすべて叶えてくれた上に、予期せぬサプライズ旅行までプレゼントしてくれた。 その究極のプレゼントがヨークの旅で、パラダイスを体験することができた。こんなに充実して、贅沢で、楽しい時間って他にあるだろうか? そして、ここディナーは最初に訪れる予定の場所だったし、再び私の旅は振り出しに戻り、そしてまた同じことを繰り返すことができたら・・・いいのにね。 そんな夢を見させてくれた旅先案内人の友人に感謝しつつ、美味しいディナーに舌鼓。美味しかった! ▼夕日と同じ色をしたビール 最後の晩餐なので「ビール飲まへん?」という誘いにのり英国ビールを味わう。惹きこまれるような美しい色は、夕日と同じ色のよう。 1パイント(600cc) 英国はパイントで注文(写真左) 日本のようにビールを冷やして飲まない ビールの味は、一口目はぬるくて「えっ」という感じだけど、ニ口、三口と香りや深みを感じ、ゴクゴクではなくチビチビと飲むのが英国流だそうだ。旅の思い出を肴に気づくとすっかり夜もふけ辺りは真っ暗だった。 楽しい時間はあっという間に過ぎ、いよいよ翌日は日本へ帰国。着替えやお土産は送付済みなので、後は手荷物をまとめるのみ。「時間よ止まれ」と願うのは旅行者みな共通の思いではないだろうか。 |
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最後の晩餐 英国ビールに酔いしれる(完) | |
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