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〜〜〜  ビアトリクス・ポターの描いた絵本の舞台を追いかけて(2003年8月) 〜〜〜

7日目(8/25)  グロースター 海鳥の鳴く街

シェフィールド〜グロースター 〜大聖堂〜グロースター市中心街散策
  

旅行7日目 町をあげて『グロースターの仕たて屋』出版100周年をお祝いするグロースターへ

  • グロースターのインフォメーションセンター

▼インフォメーションセンターの中も外も
 インフォメーションセンターがある通り周辺は歩行者天国になっていてとても歩きやすかった。

  
 (左)グロースターインフォメーションの概観
 (右)ショーウィンドウには『グロースターの仕たて屋』出版100周年ディスプレイ

  
 (左)インフォメーションセンター内も『グロースターの仕たて屋』出版100周年をお祝いするディスプレイがいっぱい
 (右)原画を複製したプリントが何点も飾られている

  
 出版100周年を記念して作られてパンフレットや、ポスターの種類の多さからも、町をあげて『グロースターの仕たて屋』をお祝いしているムードが伝わってくる。特に左の縦長ポスターは色目が渋く素敵でした。

 
 糸巻きポップに、絵本がくっついたものも。パンフレットも紫色が表紙で、今回の旅行のテーマーカラーと一緒。日本でのポップ制作はピーターが中心で、他のキャラクターは仲間たちとして描かれるぐらい。グロースターの町のポップはピーターの姿無し。こんなとこからも町を押して愛されているお話ということが伝わってきた。

▼グロースタータウンマップ
 インフォメーションセンターで配布されていた、出版100周年の記念ロゴ入りの2003年版ポター・アトラクションのリーフレットやグロースタータウンマップ。

  
 The House of The Tailor of Gloucester(グロースターアトラクション)2003年版リーフレット(写真左)
 グロースタータウンマップリーフレット(写真左)

 
 グロースタータウンマップリーフレットに掲載されている市内の地図。大きいサイズの地図をご覧になりたい方は地図をクリックしてください。水色に塗られた部分は歩行者専用道路。ホテルはのマークのあるすぐ側にある。

 このタウンマップリーフレットには、お得なチケットがついていてショッピングセンターで10%オフや、ミュージアム入場料半額チケットなども付いていた。

 町に着いたらまずはインフォメーションセンターで情報を仕入れるが英国を旅する基本で、ニアソーリーのような小さな村にはありませんが、観光施設のある町にはほぼあります。たまに郵便局がインフォメーションセンターを兼ねている場合もあります。

▼配布されたリーフレットからも力のいれよう
 驚いたのはグロースター市が発行しているリーフレット。この町がモデルのお話が出版100周年を迎え、町をあげてお祝いしますよとリーフレットを制作されたのだ。
  
  The City of Gloucester(グロースター市)が発行したもので、「出版100周年記念してグロースター市でビアトリクス・ポター関連のイベントを開催します」という案内が掲載されている2003年版リーフレット表紙(写真左)

 (写真右 リーフレットの中面の一番上の部分)リーフレットの見開きに大きな文字で以下のような紹介文がありました。

 'I have made you a story all for yourself...I heard about it in Gloucestershire, and that it is true! at least about the tailor, the waistcoat, and the "No more twist!"'.
 ビアトリクス・ポターがフリーダ(ムーア家の次女)に宛てた手紙1901年クリスマス
 (私はあなただけのために物語を作りました。とっても不思議なことにこれはグロースター州で私が聞いた話で、本当のことなんですよ。少なくとも仕たて屋のチョッキについてはね。そして「あな糸がたりぬ」と言った部分も。)

 「作者本人がグロースターで起きた本当の話だったんですよ」としたエピソードが『グロースターの仕たて屋』というお話となり、出版100周年の記念すべき年にグロースターにやってきた私達。まさかこれほどまでに、このお話が市民に愛されクローズアップされているとは夢にも思わずやってきたので、「すごいね、すごいね」と言葉にならない私達。

 湖水地方でも各ショップで、グロースターと、りすのナトキン出版100周年記念アイテムがたくさん販売され盛りあがっていたけれども、ここは町そのものがお祝いムードに包まれているという雰囲気がひしひし伝わり、グロースターに到着し、インフォメーションセンターで既に興奮最高潮状態へ。
グロースターのインフォメーションセンター(完)
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旅行7日目 町をあげて『グロースターの仕たて屋』出版100周年をお祝いするグロースターへ

  • 荘厳なまでの美しさ 大聖堂(Cathedral)

▼大聖堂(Cathedral)
 グロースターを象徴する大聖堂は、町のいたるところから見ることができ、その姿を目の前にすると風も音もピタリとやみ、まるで時が止まったかのように感じました。

  
 真っすぐにそびえたつ垂直ゴシック様式(Perpendicular style 写真左)と、扇形の回廊が特に有名なグロースター大聖堂。

  
 建物を維持するための修復作業は常に行われていて、外壁の一部は工事の柵でおおわれていた(写真左)
 この日は厚い雲におおわれていたが薄日がさしてくるとさらにその美しさが際立つ(写真右)

  
 大聖堂のギフトショップ(一箇所のみ 写真左)にて、写真撮影するための許可シールを購入できる。
 
 大聖堂への入場は無料。但し、内部で撮影したい時は売店で撮影許可のオレンジのシールを2ポンドで購入する必要がある。撮影許可のシールを貼らずにカメラを構えていると「レディ」とすぐに係の人に呼び止められる。
 こちらの売店では、ピーターラビットシリーズのミニカード(写真右)が1枚85ペンスで販売されていた。

   
 大聖堂を取り囲む回廊は、扇形天井と差し込む光によって見え方が変化する彫刻が素晴らしく(写真中、右)、正面ゲートを入った西側にあるひときわ大きなステンドグラス(写真左)の美しさに思わず感嘆な声があがるほど。

  
 教会内は、回廊がどこまでも続いていて(写真左)、荘厳な雰囲気が漂い、ミサがおこなわれる場所に大きくそびえるパイプオルガン(写真右)。

  
 回廊にはステンドグラスがはめこまれ、同じようなデザインかと思いきや微妙に柄が違うと注目しながら見ていると、エンジェルの足元にうさぎが2匹いるのを発見。

▼大聖堂内で『グロースターの仕たて屋』出版100周年記念イベント

  
 インフォメーションセンターで紹介したグロースター市が発行した2003年出版100周年記念イベントのひとつ、大聖堂内の一角で『グロースターの仕たて屋』のイラストが展示されました。

 展示されていたのは複製画ですが、オリジナルとサイズは同じもので、ステンドグラスから差し込む光の下、目を凝らしながら鑑賞したら、目が疲れて疲労困憊に。そこで大聖堂のカフェでランチすることに。

▼Lunch
 
 大聖堂のカフェで食べたキッシュ。おいしそうでしょ?
 しかしこれが美味しくない!まったく味付けされていない。味のないキッシュを食べきるのはつらかった。

 大聖堂のカフェ キッシュと飲み物 6ポンド

荘厳なまでの美しさ 大聖堂(Cathedral)(完)
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ラピータの部屋コンテンツ 英国旅行記2003年版 2018.4.26 ラピータ著