〜〜〜 ビアトリクス・ポターの聖地を巡る旅(2018年6月) 〜〜〜
2日目(6/18) 湖水地方 マンチェスター空港〜ボウネス・オン・ウィンダミア
|
|
▼パリでトランジット 今回のツアーは英国へ直行便ではなく、エールフランス便だったため、まずはフランス パリに到着した後、英国 湖水地方に最も近いマンチェスター空港行きの便に乗換しなければいけない。 乗換する際に気を付けなくてはいけないのが持込荷物の荷物チェック!そう、羽田空港の免税店で購入した日本酒が没収されるか否か、それがこの荷物チェックにかかっていた。検査は羽田空港より厳しく、身に着けている金属類をすべて外せの指示があり、ベルトや腕時計をはずして「靴は?」と聞いたら、靴は脱がなくても良いとのこと。 そして運命の瞬間!日本酒は免税店で透明な袋に、明細を入れてしっかりと封を閉じられていたので問題なくクリアーし、無事手元に戻ってきた。 本文と関係なしの写真) 持込荷物チェックを受けた後すぐ免税店コーナーへ。朝4時半過ぎでもオープンしていた。 ▼空港の無料無線LANサービス パリの空港に到着したのが朝の4時半過ぎで、その時機内で乗り合わせた日本人の少年が「大阪で地震があったんだって」という言葉が衝撃的で、空港の無料無線LANサービスに接続し日本のニュースを検索。 接続方法は、iPhoneとアンドロイドでは多少異なり、私はiPhoneなのでアンドロイドの設定は分からないが、接続設定のお手伝いしてみたところ無事接続できて良かった。こういう時やり方が違うというのはややこしい。 接続完了してほどなく、弟よりLINEを通じて我が家は無事との知らせが届いていた。阪神淡路大震災を経験した両親は、二度目の大きな地震でさぞかし驚いたことだろう。 地震発生が出発日でなくて良かったと胸をなでおろすと共に、遠く離れているから家族や地震の被害が気になると、ツアー同行の皆さんが何かしら胸に引っかかりを持ちつつ連絡を待つという状態に。 幸い次のフライトまで4時間半も時間があったため、その間に関西に住む家族に連絡がつながり無事の知らせが届いた。何かあってもすぐに日本に帰国できる状況ではないので再び胸をなでおろす。 本文と関係なしの写真) 空港内散策中に見つけた飲み物 どちらもエヴィアンで、黄色はシトロンとセイヨウニワトコのフレーバー入り。ピンクはブドウとローズのフレーバー入り。どちらも甘くなくてさっぱり美味しかった。ペットボトルの容器も可愛くてパリに立ち寄ったらお勧めです。 今回の海外旅行でスマートフォンを活用し便利になったなと思う瞬間が何度もあった。 ・空港の無線LANサービスを利用して調べたい状況がすぐさま分かること ・電話がもし繋がらなくても無線LANを通じてアプリ等で連絡を取れること これからが旅の本番、以前の旅行と比較して様々便利になったと思う瞬間も旅行記にて書き記す予定。 ▼マンチェスターへ マンチェスターへ1) エールフランス AF-1668 08:00パリ シャルル・ド・ゴール空港発 08:30マンチェスター空港着 フライト時間: 約1時間30分 マンチェスターへ2) シャルル・ド・ゴール空港で離陸寸前の滑走路 シャルル・ド・ゴール空港といえば、空港内の草むらでウサギが繁殖したくさんその姿見られるという情報を見聞きしていたので、もしかしたら見られるかもしれないという期待もあったが、目を凝らして草むらを探したが見つからなかった。 マンチェスターへ3) マンチェスターに向け順調にフライト エールフランス便は、着陸時に風の影響を受けるのか横に2、3度大きく揺れる。最初の着陸だけかと思ったら、乗換したフライトも同じように揺れたのでこのような仕様なのか?着陸態勢に入ったら掴めるところ掴み、一瞬体を固くするという事態になるが、フライト中は快適だった。 ▼入国審査 マンチェスター空港に到着後、入国カードとパスポートを持って入国審査の列に並ぶ。マンチェスターはヒースローほど利用客もいないので入国審査もそれほど待たずに済むかなと思っていたら甘かった。 まだ朝が早いことが関係しているのか、海外からのビジターを管轄する入国審査官が1名しか対応していなかったため、列がなかなか前に進まない。約50分後、ようやく別の審査官が持ち場につく頃「Next」と呼ばれた。入国審査で聞かれる答えを頭の中で繰り返し用意していたのに「どこに行くんだい?」「湖水地方です」「湖水地方は何回目?」「3回目です」と、想定していたこととはまったく違うこと聞かれ軽くパニック!なんとか答えられて良かった。 入国審査に時間がかかったので、預けたスーツケースはターンテーブルを恐らく何周も回っていたに違いない。スーツケースは縦に傷が多少ついていたものの全員無事荷物をピックアップできたのでいよいよ迎えの待つゲートへ。 入国審査1) マンチェスター空港 羽田を出発して19時間10分後、入国審査も無事終わりマンチェスター空港をいよいよ出発 迎えは現地の日本語アシスタントの方で、必要書類などを受け取った後、旅の前半お世話になる迎えの専用車のもとへ案内された。 ▼マウンテンゴート マウンテンゴート(Mountain Goat) マウンテンゴート1) マウンテンゴートのミニバス マウンテンゴートに18日から22日のロンドンまでお世話になった 私達のツアーの専用車は、マウンテンゴートのミニバス(定員15名)だった。 バスのロゴを見て正直驚いた。マウンテンゴートは、湖水地方の現地ツアーを展開しているツアー会社で、湖水地方の道を知り尽くしているスペシャル軍団。ビアトリクスに関係する場所に詳しいのはもちろんのこと、湖水地方の端から端まで精通しているため、湖水地方に訪れた方でここの現地ツアーを利用しに参加された方も多数いるはず。 そんなスペシャリストが私達の旅を牽引してくれるとは、これ以上の贅沢は望めない。そんな感動に包まれた私は、一人ツアーバスを見つめて少しの間身動きできなかった。 JTBにツアーをお願いして良かったと思った瞬間その1だった。 でも、マウンテンゴートに日本語の分かる運転手は一人もいない。私の感動を運転手に伝えたかったが、「I can't speak English」という訳で車内の会話はあまり進まなかった。 マンチェスター空港 〜 湖水地方 ボウネス・オン・ウィンダミア 途中「ウェルカムブレイク(日本のサービスエリアのような場所)」で10分の休憩を挟み、約2時間で到着 ボウネス・オン・ウィンダミアの可愛らしいショップが建ち並ぶ、私にとっては懐かしい景色が目に飛び込んできたと思ったらすぐにホテルに到着。 専用車からスーツケースを降ろしていたら、目の前の道路を馬車が通過していった。思わず笑顔で手を振りたくなる光景。 |
|
英国マンチェスターへ(完) | |
旅物語目次へ NEXT↓(湖水地方の宿) |
▼バージニアコテージ(Virginia Cottage Guest House) バージニアコテージ1) ホテルの目の前がケンダル通りで、宿を背にして左手より車が結構なスピードで走って来るので出入りが危険 バージニアコテージ2) 入り口は2ヵ所あり、建物手前のドアは使用禁止で、ツルバラが満開だった 宿泊した宿は、ボウネス(Bowness on Windermere)の中心街ケンダル通り(Kendal Rd)沿いにあるバージニアコテージ(Virginia Cottage)。 入口となるポーチは、道路から3段上がった所にあるものの道路に面しているため、出入りする際十分気を付けなければいけないが、ボウネスの町を散策するにとても便利な位置にある。 例えば、私達が一番に出かけた「ビアトリクス・ポター・アトラクション(The World of Beatrix Potter Attraction)」は徒歩5分の距離だし、私達ピーターファンにとって買い物の聖地「ピーターラビット・アンド・フレンズ(Peter Rabbit and Friends)」は目と鼻の先。飲み物や食べ物を購入するのに便利で、日本で言うコンビニエンスストアのようなショップ「テスコ・エクスプレス(Tesco Express)」まで徒歩2分と。 ▼ホテルの変更 ツアーを計画した際、JTBが最初に予約したホテルは、ボウネスより徒歩で1時間以上南に下ったウィンダミア湖のほとりにある「ビーチヒルホテル(Beech Hill Hotel)」だった。ビーチヒルホテルは、窓からの景色や食事など申し分ないけれど、私達はできるだけ町中のホテルにしたかったし、料金も押えたかった。 ツアー参加者の意見は一致していたので、JTBに宿の変更を依頼。ツアーの宿泊先変更は、通常であればJTBの取引先のホテルでしか行えないとの説明があったものの、オリジナルツアーということで本来ならあり得ない変更もできたのかな。 バージニアコテージは、私が個人旅行で計画した際、昨年7月湖水地方が世界遺産に登録されたことをきっかけに大人気スポットとなり、宿泊予約が取れなくなったら困ると今年1月早々に予約していた宿だった。 私が予約してた2部屋分をキャンセルした後、JTBに予約してもらい変更完了。 ▼ブッキングドットコム(Booking.com) 旅の計画を練り始めた今年1月、個人旅行で湖水地方に行く計画を立てていた頃、まず行ったのが宿の予約だった。 理由は、繰り返しになりますが今年の湖水地方は宿が取れないほどの人気スポットになるに違いないと想像したから。世界遺産に登録された最初のオンシーズンはだいたいどこもそんな感じではないだろうか。 宿の予約はブッキングドットコムというサイトを利用した。宿探しは、できるだけ便利な場所で、そこそこきれいな宿で、同じ宿に宿泊した友人からの情報もまずまずだったので、まずは宿泊可能かどうかチェックインとチェックアウトの日付を入力。 予約をキャンセルしても宿泊1カ月前までは一切お金はかからない。しかし、予約が完了すると同時に1泊目の宿泊料金が前払いとして請求され、登録したクレジットカードから引き落とされるシステム。 予約は3月にキャンセルし、前払い分が遅くとも5月には返金されるだろうと様子見していたら、5月にも返金されずさすがに焦った。「これはいかん!」とブッキングドットコムのカスタマーサービスに問い合わせのメールをすると、すぐさま対応してくれて「返金が遅れていて申し訳ありません」とのとこだった。 時間はかかったものの、引き落とされた全額がそっくりそのまま口座に返金されひと安心。 海外のホテルを予約するのに、ホテルの詳細や注意点などすべて日本語で説明があり、また困った時の対応もすべて日本語で対応してもらってすごく良かった。 また何かあったら利用しよう。 ▼部屋の様子 バージニアコテージは、3階建ての建物で、2つの建物が一つになった内部が複雑な作りで、急な階段が2ヵ所にあり、ロビーの1段下がったところにラウンジ、2階に食堂、部屋は1階から3階まで。 ホテルに到着したのは、お昼の12時前。この時間は、チェックインできても部屋の準備が整うまで部屋に入れない。しかし前もってJTBが時間を伝えていてくれたおかげで全員部屋に入ることができた。エレベーターがないので重いスーツケースはオーナーとスタッフが運んでくれた。 各部屋は、部屋の壁紙からインテリアまでまったく相違し、現代風なお部屋もあれば、シックで都会的だったり、私達の部屋はエレガントな雰囲気だった。 部屋の様子1) エレガントな4柱式ダブルベッドと、おしゃれなクローゼット 部屋の様子2) 紅茶のティーバッグ、ホットチョコレート、インスタントコーヒー、ウェルカム手作りクッキー 部屋の様子3) 友人の部屋はガラリと雰囲気が変わりモダンティスト 部屋の様子4) 道路に面した角部屋にだけある出窓 私達の部屋は3階で、道路に面した出窓がとても素敵で、ボウネスの町が一望できた。 部屋の様子5) 出窓からの景色 真下に見える建物はボウネスの町並で、その奥に広がる山並みはクライフハイツ 部屋の様子6) 出窓からの景色 望遠レンズで撮影 さらにここからウィンダミア湖の対岸に広がるクライフハイツ(Claife Heights標高267m)がくっきりと見え、この山の向こうにモス・エクレス湖があり、ニアソーリー、ヒルトップ農場へと続く。 部屋の様子7) シャワールーム バス・トイレは別になっていたものの、シャワーのみの部屋しか予約できず、このシャワーが使いづらかった。 操作できそうなハンドルは色々ついているものの、反応するのは1カ所のみで、使えるのが頭上の固定シャワーのみ。水圧もどちらかというと弱いので時間がかかる。 ベッドの寝心地は悪くなかった。同室のMさんを寝相の悪さで蹴っ飛ばしたらどうしようと思ったけど、そんな心配は無用だった。 部屋の様子8) ラウンジに用意されていたシェリー酒と手作りクッキー ラウンジに用意されていたのはシェリー酒と手作りクッキー。朝食のヨーグルトも手作りのもの。 部屋の様子9) ラウンジに飾られたピーターの刺繍作品 またラウンジにピーターのおはなしの挿絵とストーリーを刺繍した手作り作品が展示され、食堂にもピーターたちのポスターが飾られていた。確認するのを忘れたけれどオーナー夫人もきっとピーターが好きに違いない。 部屋の様子10) 部屋内に用意された朝食の希望をチェックする用紙 大失態はひとつだけ。「朝食の希望を前日の夜までに提出してね」とフロントにバスケットが用意されていたのを見逃し、翌朝になって慌ててチェックしてオーナーに手渡したところ、嫌な顔せず引き受けてくれた。もし気づかなかったら、朝食はコーンフレークと食パンという寂しいメニューになっていたかも。 もしボウネスに宿泊されるならば、場所もいいしお部屋も素敵だし朝食も申し分ないしお薦めの宿。 |
|
湖水地方の宿(完) | |
旅物語目次へ NEXT→(ビアトリクス・ポター・アトラクション) |