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2005年12月24日 長野県木崎湖ゆーぷる

クリスマスに、長野県青木湖スキー場へ。

大雪警報が出ている中、そんなたいしたことないだろうとたかをくくっていたようだ。



豊科ICを降り、白馬方面に進む。
信濃川沿いを北上するが、北に行けば行くほど、道路の雪は深くなり、タイヤ跡をはずれるとハンドルがとられる、とられる。
前に走る車が走る通りに突き進む。

やがて目的地近くになり、幹線道路からスキー場の入り口を知らせるナビの案内音が響くが、そこは道路ではなく、雪の塊。4輪駆動でない車ではとても進入できそうもなく、他のポイントを探すが幹線道路以外はとても入り込める余地がなかった。

そこで、一旦街中に戻って、スキー場の除雪が完了する夜明け前にもう一度来ようと車をUターンさせた。

が。。。。。。

Uターンさせるために、車を左端に寄せて、大きくハンドルを切ろうと左端に寄せた時点で車がスタック。前にも後ろにも動けなくなった。
ギアをドライブとリバースに入れ替えながら、車を前後に揺すって勢いをつけてなんとかその場をしのぐ。そして方向転換したまではよかったが、今度は反対側車線の駐車場っぽいところに一旦車を入れて、体制を整えようとしたら、駐車場の入り口でスタック。
また、車を前後に揺すってみたが、今度はあがけばあがくほどタイヤは雪の中にもぐりこみ前にも後ろにも動かなくなった。

人の手で車を押してみようにも重たい車はびくとも動かない。

時間は夜中の2時。

幹線道路に車は通過するものの、どの車もハンドルをとられないようにするのに必死。待ってても救助は現れるわけもなく。

ちょうど、JAFの最新号でスタックした際は、雪の上に砂を巻くと良いと、その記事を読んだばかりだった。砂、砂と探しても、あるのは雪、雪、雪。。。。

さらに運が悪いことに、スッタッドレスを過信してタイヤチェーンを積むのをうっかりと忘れてしまった。悪いことというのは重なるものなのだ。

何もなすすべなくJAFに救助を依頼する。
救助依頼は受けてもらえたものの、救助できるのは2時間後ぐらいですという返答。
こんな何もないところで2時間(泣)

これも雪国を甘く見た天罰と受け止めるしかない。

1時間半後にJAFの方がやってきて、牽引ロープをつけたと思ったら、一瞬で車を引き出し、助けられた(神様、仏様)JAFより依頼を受けてやってきてくれた方は、JAFより委託されている車修理工場の方だとか。

JAF「これぐらい誰も助けてくれないものなのかね」とポツリ。
雪国はみんなで助け合う精神が根強く残っていて、困っていそうな人がいたら声をかけてくれたりするそうだ。夜中だったし、道行く車はスキー客かトラックぐらいだものね。地元の人は通らなかったのでしょう。

まっ、なんとか助けられたので、街中の24時間スーパーの駐車場に車を停め、そこで朝まで仮眠をとる。そして再び青木湖スキー場へ。既に朝8時を過ぎていたので、スキー場の駐車場までの道路は完全に除雪されていた。こうなればスタッドレスは強いから安心。

帰りに、木崎湖ゆーぷるの日帰り温泉で疲れた体を癒す。

木崎湖ゆーぷるからの眺め。青空と雪のコントラストに、赤い実をつけたまんりょうが美しく映える。
雪は怖い、されど美しい〜





木崎湖ゆーぷる http://www.yupuru.co.jp/

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