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〜〜〜  ビアトリクス・ポターの聖地を巡る旅(2018年6月) 〜〜〜

1日目(6/17) 旅立ち 羽田空港から出発
  


  • プロローグ 英国ツアーに参加するきっかけ

▼参加のきっかけ

英国ツアーに参加するきっかけは、大東文化大学 英米文学科の河野教授の渡英が決定し、「渡英中に遊びにいらしてください」という先生の言葉が最初だったかな?

計画当初は個人旅行で伺う予定にしていたら、ビアトリクス・ポター資料館の方々も旅行を計画されているということを知り、意見交換などを経て一緒に旅行するということになった。

それから半年間、資料館の方々と日程を詰め、旅行費用の交渉をし、それから各日の予定を組み、いざ本番となった。

▼オリジナルツアー

ツアーといっても、旅行会社が組んでいる一般的なツアーとは違い、旅行計画者がすべてのプランを作成するオリジナルツアーのため、行きたい場所に連れて行ってくれ、滞在時間も自分たちで決められる完全オリジナル。

このようなオリジナルツアーが実現できたのは、総勢10名以上で参加するという条件がクリアーできたこと。10名以上集まればオリジナルツアーも夢ではないということが分かっただけでも今回の旅行の大収穫かな?!

湖水地方の予定は、既に2度湖水地方へ行ったことのある私が、皆さんの行きたい個所をお聞きしてプランを組むこととなった。

湖水地方の行きたい個所:
ヒルトップ農場、ホークスヘッド、エスウェイト湖畔、レイ・カースル、ユー・ツリー・ファーム、アーミットライブラリ―、ワーズワースの家、ジンジャーブレッド、オズワルド教会、ダーウェント湖、フォーパーク、リングホーム、トラウトベック・パーク農場、コニストン・ヴィレッジ、ジョン・ラスキンの家

個人旅行の際は、何から何まで調べに調べて行くのは当然ですが、団体ツアーの今回もやる事は個人旅行の時とまったく変わらず調べに調べて予定を組み、旅行会社に予定を提出し、ほぼ問題なく連れて行ってくれるというOKが出た時は嬉しかった。

もしかしてツアープランナーの素質あるかも?

さらにガイドも率先してやらしてもらえて、皆さんが喜んで写真撮影されている姿を見るのがまた楽しかった。今頃になって自分のやりたいことが見つかっても遅いですね(^^;

▼旅行会社が作成した最終日程表


湖水地方の滞在期間は2.5日。私が個人旅行で考えていたプランは湖水地方5日間。あまりにも短い時間内で、行程に無理なく効率よく回れるか。

▼Googleマップ

旅行プランを作成するにあたり、役に立ったのがGoogleマップだった。出発地点と目的地を入力し、車のマークをクリックすると、目的地までの時間を瞬時に表示してくれる。


Googleマップ1)
行程3日目のヒルトップ農場の駐車場から、エスウェイト湖湖畔の駐車場まで、車で4分と表示された。


Googleマップ2)
エスウェイト湖の駐車場表記がGoogleマップに掲載されていなかったので、この道路のストリートビューを表示して、道路にカーソルを合わせクリックして進めながら、エスウェイト湖の駐車場を見つけるという地道な作業。


Googleマップ3)
実際に行って同じ場所で撮影した駐車場の看板。Googleマップのストリートビュー通りだった。

こうして、限られた時間で効率よく回るルートを見つけ、資料館の方々とさらにプランを練り上げ、プランと共に地図データもつけてツアーを依頼する旅行会社の担当者に提出した。

地図データは、Googleマップ1のような出発地点と目的地とルートを示したもの。

旅行日程表にある「お客様のご希望をベースに」という部分が、提出したプランで、地図データをつけたことで担当者の作業のひとつが減ったのか喜んでもらえた。

繰り返しになりますが、Googleマップで調べに調べたプランが完成し、担当者より「ほぼ概ねOK」の返事が来た時は嬉しかった。

プロローグ 英国ツアーへ参加するきっかけ(完)
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▼羽田空港より出発

旅立ちは、夜11時前に発つフライトだった。

羽田空港より出発1)  4階江戸小路より3階出発ロビーを望む

出発日が日曜日だったため、移動は渋滞の激しい高速バスを避け、電車を利用して羽田に到着。出発4時間以上前に到着したので余裕と思っていたら、空港に到着してから時間があっという間に過ぎ、初めての羽田空港を見学する時間が取れなかった。


羽田空港より出発2) 東京国際空港ターミナル はねだ日本橋「旅立ちは昔も今も日本橋」


羽田空港より出発3) 江戸小路 レストランとお土産ショップが並ぶ小路

ここの有名店「つるとんたん」で軽く夕食をとろうと思ったら、店の外まで長い行列ができ、これでは時間が間に合わないと「蕎麦前処 二尺五寸」でとろろそばにした。


羽田空港より出発4) 「蕎麦前処 二尺五寸」でとろろそば

軽めの食事にしたのは、機内で夕食と朝食サービスがあるため。といっても最初の食事は夜中の12時過ぎなので少し食べておくと安心。

▼ツアー名


ツアー名1)集合場所 ターミナル3階出発ロビー、Z団体カウンター

ツアーのコーディネートをお願いしたのは、JTBの団体専門の部署。

途中JTBの営業の方とやり取りがうまくいかなくて嘆いた日々もあったけれど、無事この日が迎えられたのはみんなで諦めずにひとつずつ交渉した結果と思うと「ビアトリクス・ポター資料館スタッフ研修旅行」というツアー名が誇らしい。

▼エールフランス航空

集合時間の30分以上前に全員が集合し、集合と同時にエールフランスで搭乗券を受け取るまでは比較的スムーズだった。


エールフランス航空1) パスポートを提出し搭乗券発行

しかし、ここから荷物のチェックインは40分以上もかかってしまった。窓口はたくさん開いているのに、夜便の出発が他にもあるのか大勢の人が並び順番を待っていた。


エールフランス航空2)
エールフランス AF-293 22:55羽田発 4:30パリ シャルル・ド・ゴール空港着
フライト時間:約12時間35分
機種:ボーイング777-300 296席

荷物のチェックインが終わると、次に手荷物検査場、出国審査へと続く。ここから先は搭乗券を持つ人しか進めず、羽田空港までわざわざ見送りに来てくれた友人と別れを告げ手荷物検査場へ。旅の始めは緊張もあり、事前準備もしているのでまったく問題なくクリアー。出国審査もあっという間に終わり免税店へ。

▼免税店で日本酒を購入

ここで話は少し戻り、羽田空港に移動中、ロンドンに住む友人より「日本酒も買ってきて」というリクエストが舞いこむ。実はロンドンで会う約束をしていて、馬路ポン酢しょうゆと、エビの揚げ玉を買ってきてと頼まれていた。

既に頼まれていたものはスーツケースに入っているものの、追加分は出発日に頼まれたので免税店で購入することにした。


免税店で日本酒購入1) 純米大吟醸「雪月花」

購入する際、パリでトランジットする旨を伝えると、中身が見える透明の袋に、領収書が見えるようにセットし、袋のシールをはがして完璧に封印した状態で渡された。

しかし、説明書きを読むように促されその内容は、このような状態でもトランジット先で没収されることもありますのでご注意くださいとあった。没収されるかもしれないことを覚悟して日本酒を購入し機内に持ち込む。

▼エールフランス機内へ


エールフランス機内へ1)
座席は通路側で、薄いブランケット1枚、クッション代わりにできる小さな枕、ヘッドフォン、アイマスク、オシボリが用意されていた。


エールフランス機内へ2) 機内の枕部分は角度が変えられるので首枕がなくてもある程度は首を支えてくれる

通路側の座席は、トイレなど隣の人に気兼ねなく行ける反面、通路を背の高い人が行き来するたび、私の肩にお尻が当たって来る。眠ったかなと思うとバシバシと当たって目が覚めの繰り返し。席から体がはみ出して寝ていたと思えなかったけど、窓側は気を遣うし、エコノミー席はどこに座っても辛い!


エールフランス機内へ3) 座席目の前にあるモニターで操作

夜間のフライトは、乗り込んで席について間もなく照明が落とされた。

座席の照明をつけるボタンを探していたら、それらしきボタンがない。今は目の前のタッチパネル式モニターでなんでも操作できるし、非常に使いやすかった。


エールフランス機内へ4) エールフランスで見られる映画は100本以上

映画も日本語吹き替えになっているので問題なく見られたのが嬉しい。映画「ピーターラビット」や、意外に(?)感動作と評判の高かった「リメンバー・ミー」は確かに映像美とストーリーの面白さに引き込まれた。

翌日の体調のために機内では絶対寝るぞと思っていたのに、しっかり映画を見てしまい寝るタイミングを逃してしまった。

▼セルフサービスバー

エールフランスは後部の2ヵ所にセルフサービスバーがあり、お菓子や飲み物が自由に何度でも利用できる。


セルフサービスバー1) お菓子サービス


セルフサービスバー2) 飲み物サービス

通路側の席だったので気兼ねなく立ち上がり、エコノミー症候群予防のためにも機内後部へと移動し、飲み物をいただく。

▼機内食

機内で最初の料理が運ばれてきたのは、定刻通り飛び立った1時間後、日本食(魚)か、洋食(肉)かで洋食を選択。


機内食1)
キヌアのサラダ、牛肉のソテーとトマト・ジャガイモ・ニンジン・サヤインゲン、チーズ、レモンとアールグレイ紅茶のケーキ、トマトジュースと具無し味噌汁

さすがフランス、味は濃い目だけどシンプルな味付けで食べやすく、肉がとても柔らかく食べやすかった。キヌアのサラダはお代わりしたくなるほど美味しかっし、パンは非常に固くてちぎるの大変だったけど、噛めば噛むほど風味もあり、エコノミークラスなのに料理は申し分なかった。

飲み物は、食前酒として料理と一緒にお酒が選べるが、メニューに「シャンパーニュ」とある。ファーストクラスなら当然かもしれないけれど、エコノミーでも飲めるなんて最高!しかし、いくら飲めるといっても前回の旅で初日から具合が悪くなるなんていうことは絶対に避けたかったので我慢した。


機内食2) 朝食

12時間のフライトは長かったけれど、映画を2本見て軽く眠ったら朝食のサービスが始まり、食べ終わって身支度を整えたら無事パリ シャルル・ド・ゴール空港へ到着した。


パリ シャルル・ド・ゴール空港

初めての羽田空港で夜発便(完)
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