ラピータの部屋 >ピーターラビット英国湖水地方の旅トップページ2003年目次>水路が〜&シティホッパー〜&叫び声を〜

〜〜〜  ビアトリクス・ポターの描いた絵本の舞台を追いかけて(2003年8月) 〜〜〜

1日目(8/19) 旅立ち 
  成田 〜 アムステルダム 〜 マンチェスター 〜 シェフィールド
  

旅行初日 2度目の湖水地方訪問

  • 水路が放射状に広がる街 アムステルダム とてつもなく広いスキポール空港

▼一瞬しか見えなかったけれど美しい景色

 長かったフライト時間もようやく終わり。窓の外にはオレンジに染まった大地と緑の牧草が果てしなく広がる。そしてその隙間を一直線に水路と道路が並行する。
街の中心地より広がるその風景は飛行機の窓からだと一瞬にしか感じられないけれど水路が放射状に広がりそれは美しい景色。

 
 街のいたるところに水路が張り巡らされている。ここに風車でも見えれば最高なのに。

 地面が真下に迫って来た時、飛行機の一番恐ろしい瞬間がやってくる。「着陸」は何度体験しても恐ろしい。目をつぶってその衝撃に耐えるが、KLMの操縦士はなんて上手なんだろう。まったくショックなしにスムーズに着陸する。ホッと胸なでおろす瞬間。ブラボー!

▼世界のベストエアポートに毎年選出されるスキポール空港

 いよいよ空港に到着。到着ゲートは「F8」時間は14時33分(日本時間 21時33分)
やっとアムステルダム(Amsterdam)に到着。日本は既に1日の仕事を終え夕食時間も終わり、そろそろネットや楽しみなドラマが始まる時間帯。お父さん達はナイターに夢中?!
それなのに私はまだアムステルダムにいた。英国に到着するにはまだここから待ち時間を含めて5時間以上も。「やれやれ」とため息がこぼれる。


「和蘭 JUL・AUG・SEP2003号」KLMオランダ航空 オランダ政府観光局共同発行誌より抜粋

 スキポール(Schiphol Airport)空港 2F 出発ロビー
 日本からの飛行機は「Gate E、F」に到着する

 ともかく広い空港だった。
 「Gate F」からメインの通りに出るまで10分、そこから乗り継ぎの「Gate D」まで行くのに15分、さらに「Gate D」の搭乗口まで10分ぐらい。最短距離でスタスタ歩いてもゆうに30分以上はかかる。「Gate D」だけでも搭乗口の数は、87箇所もあった。

 その主な飛行機は、本場アムステルダム(オランダ)だけあって、KLMだらけ。世界各地に飛んだKLMの飛行機がとりあえず本部のアムステルダムに戻って、ここからそれぞれの目的地の飛行機に乗り換えなさいってことなんだろう。この搭乗口の多さから考えてもヨーロッパの各都市の数の多さが伺える。

スキポール空港2Fのショッピングプラザ

  
 (写真左)オランダといえば「風車」。おみやげの風車の中にお菓子でも入ってるのかな。
 (写真右)陶器製のビアジョッキかな。蓋付き
 長崎のハウステンボスで同じものが売っていそう。

  
 (写真右)さすがミッフィーちゃんの故郷 ぬいぐるみもグッズもいっぱい
 (写真左)ナースになったミッフィーちゃん。「おや?これは見たことない」と思って撮影。

  
 (写真左)チューリップの飾り物 風車が描かれたマグカップに入ってる
 (写真右)チーズ売り場 このショーケース全部チーズ すぐとなりにも同じぐらい山盛りチーズだらけ。この中で日本人の口に合うのはどれぐらいあるんだろう。

▼ユーロ

 アムステルダムに到着してたから思ったことだが、この国の通貨ってもしかしてユーロ?ということは円とポンドしか持ってない私は飲み水ひとつ買えないってこと???
あせった。。。そんな事態はまったく想定していなかった。ただ通過するだけの街と思ってたから。まさか水(1.45ユーロ/日本円約196円)だけをクレジットカードで買うのも恥ずかしい。

 待ち時間はたっぷり4時間あるというのに、水すら飲めないとなると何故か無性に飲みたくなるから不思議なものだ。仕方がないので両替所で小額紙幣の円をユーロに両替してもらえるか尋ねてみた。両替の案内板には1万円からの両替レートが掲載されていたので1万円からかもしれないと思ったから。小額でもまったく問題なく交換してくれるというので、2000円だけユーロに両替してみた。

 (1ユーロ = 135.60円)2003.8.19

 外国では両替の際に手数料がかかるが、2000円の両替に対し手数料はなんと460円。結局水しか買わなかったので、水1本656円ということになるだろうか。こんなことになるんなら成田でユーロにも両替をしておくんだった。なんてこったい。

 
 札:5ユーロ 
 コイン:左から、5、10、20セントユーロ、1ユーロ、2ユーロ

▼乗り換え(トランジット)

 ここアムステルダムは、乗り換え(トランジット)が大変スムーズだ。成田で航空会社のチケットをもらうためにチェックインした際、乗り換え先のアムステルダムからマンチェスターへの搭乗券も既に発行済みだったため、アムステルダムで手続きすることは何もなかった。ただ時間つぶしをすればいいだけなのだが、暇であった。

 
 空港の主要箇所に設置されているモニター
 このモニターの数も4つほどあり、フライト時間は分刻み。目的地の地名は、ほとんど読めなかった。ヨーロッパの地理をいかに知らないかを露呈する。
 乗り換えのフライトは定刻通り18時40分 搭乗口は「D24」(黒い矢印部分)

 搭乗口だけ確認すれば、後はフライト出発時間の1時間前までに搭乗口のロビーに行けばいいだけなのだが、眠くてフラフラするので時間はたっぷりあるがロビーで待つことに。気分転換にストレッチ体操をしてみると少しは気分がすっきりとしてきたが。。。。

水路が放射状に広がる街 アムステルダム とてつもなく広いスキポール空港(完)
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旅行初日 2度目の湖水地方訪問

  • シティホッパー ランディングカード

▼小さな飛行機

 私が乗り込むマンチェスター行きの飛行機が出発時間の1時間前ぐらいに到着しマンチェスターからアムステルダムにやって来たお客さんが降り立った。ここから再びマンチェスターに飛び立つ準備をしていく。

  
 (写真左)KL-1093便 
 (写真右)機体には「cityhopper」の文字が。日本の「国内線」感覚の「国際都市便」というところでしょうか。

 KLMオランダ航空 KL−1093便 マンチェスター行き 18時40分アムステルダム発

   
 (写真左)飛行機内の座席は右2列 左3列のみ 座席は座ってみると思いのほか広く、前の座席とのスペースがエコノミー席より少しだけ広く感じた。
 (写真右)搭乗口のすぐ脇にコックピット

 こんなに小さな飛行機で離陸した際パワーが足りなくて失速するんじゃないかと失礼なことを思ってしまった。安定飛行に入ったらしっかりと雲の上「なかなかやるもんだ、ホッパー君」と思わず飛行機をほめたくなるそんな気分であった。

   
 飛行機の窓から雲の写真を撮るのが好き。特に飛行機の翼が少し写った状態で雲を撮影すると雰囲気がでていい。

▼ランディングカード

 英国に入国する際に必要な書類「Landing Card(入国カード)」が機内で配布されるので、入国審査を少しでも早く終わらせたいと思ったら必要事項を機内で記入しておくと便利。

●一番上の大きなブロックには、ブロック体の大文字で名前を記入するように注意書きがあるので、その通りの指示に従って名前を記入。

●性別のところは、男性なら「M」女性は「F」と記入

●生年月日は、日付、月、西暦の順で、数字が一桁の場合は前に「0」を、西暦は後ろ2桁の数字を記入。

●職業(Occupation)
 これにはまいった。「Writer」って書こうかと一瞬思ったけれど恥ずかしい。といって「Housewife」というのも嫌だし、「Office Worker」でもないし、変なところでさんざん悩んで「Part-time job」にした。

●英国での住所は、最初に宿泊するホテルの名前と住所を記入する。

▼あっという間にマンチェスター

 18時50分にアムステルダムを飛び立ち、30分もしない内に下方にイングランドの大地が見え始め、山肌が濃い紫色に染まった美しい景色を抜け1時間ほどでマンチェスター国際空港に到着。

 飛び立ってしまえばあっという間だったマンチェスターまでの道のり。アムステルダム時間で19時50分にマンチェスターに到着。アムステルダムからだと時差が1時間あるため、マンチェスター時間は18時50分。日本時間は。。。。もうだんだんとわからなくなってくる。日付が変わって20日の午前4時だった。誰もが寝静まるそんな時間に服はよれよれ、体はフラフラになりながら、ようやく英国の大地を踏みしめることができた。

シティホッパー ランディングカード(完)
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旅行初日 2度目の湖水地方訪問

  • 叫び声をあげそうなぐらい興奮したことは?

▼(心の声)きゃぁーーーピーターが。。。

 マンチェスターに向かう飛行機の中で、何気なくとなりの女性が広げる新聞をのぞく。なんだか見慣れたものが目に飛び込んできたから。
それは紛れもなくピーターだった。ピーターが新聞に掲載されているのである。それも新聞の一面に。新聞の一面画像→→クリック

 
 「The Guardian Tuesday G2 19/8」
 
 Guardian Newspapers Limited発行
 http://www.guardian.co.uk/
 この記事の内容は、以下をクリック。記事のタイトル「Tracey Emin is innocent」
 http://www.guardian.co.uk/g2/story/0,3604,1021325,00.html

 一面のタイトルは「EminとHensherのミステリアスなケースは解決した」となっていた。
 新しい証拠保持者がピーターラビットのフィギュアを持って現れたというところなのか。

 よくわからないけれど、こんなところにまでピーターが登場してしまうほど英国ではピーターはポピュラーなのでしょう。私はおとなりの外人女性が新聞を読み終わり、機内を立ち去る際に新聞を前ポケットに置いていってくれ〜と念じる。願いが通じ女性は私が念じた通りに前ポケットに新聞を残し立ち去ったのでめでたく新聞をゲット!
初日からピーターに出会えるとは、思わず叫び声をあげそうなぐらい興奮した出来事だった。

叫び声をあげそうなぐらい興奮したことは?(完)
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ラピータの部屋コンテンツ 英国旅行記2003年版 2003.9.8 ラピータ著