〜〜〜 ビアトリクス・ポターの描いた絵本の舞台を追いかけて(2003年8月) 〜〜〜
8日目(8/26) グロースター おはなしの世界観そのものの素敵なアトラクション
グロースター 〜 シェフィールド
旅行8日目 グロースターのアトラクション こじんまりとした趣のある素敵なアトラクション | |
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▼ウェストゲート・ストリート "〜-there lived a tailor in Gloucester. He sat in the window of a little shop in Westgate Street, cross-legged on a table, 〜" 「〜ーグロースターの町に、ひとりの仕たて屋がすんでいた。 仕たて屋は、西門通りに 小さな店をもち、〜しごとだいの上にあぐらをかいて、店のまどべえにすわっていた。」 「The Tailor of Gloucester」Beatrix Potter(著) 『グロースターの仕たて屋』いしいももこ(訳)より いきなり『グロースターの仕たて屋』より紹介しましたが、本文に書かれている通り、グロースターに住む仕たて屋は、ウェストゲート・ストリート(Westgate Street)に小さなお店があると書かれています。本当にそこに小さなお店があるの?ここまで聞いただけでゾクゾクっと震えが。 でもこんなことで驚いていては次に進めず。。。 さらに続きを ”〜He lived quite near by in College Court, next the door-way to College Green;〜” 「仕たて屋はすぐちかくの大学通りにすんでいて、家は大学の前庭のとなりにあった〜」 「The Tailor of Gloucester」Beatrix Potter(著) 『グロースターの仕たて屋』いしいももこ(訳)より グロースタータウンマップリーフレットで、位置関係をおさらい 仕たて屋は、ウェストゲート・ストリートに小さなお店をもち、カレッジ・コート(College Court 訳では大学通り)の近くに住んでいて、住んでいる家はカレッジ・グリーン(College Green 訳は大学の前庭)のとなりとある。 地図で見ても分かる通り、本文に出てくるのはすべて実在する通りの名前だった。 ウェストゲートより、カレッジ・コートの細い路地に曲がった建物に通りの名前を掲げたストリート・サインを見つけることができた。 カレッジ・コートから大聖堂の塔の見える位置で撮影(写真左) カレッジ・コート通りを描いた挿絵「The Tailor of Gloucester」より。仕たて屋がショップへと向かっている場面で、カレッジ・コートの特徴的な正面のアーチウェイと、大聖堂の塔が同時に見られるのはこの通りだけ。 カレッジ・コートを奥に進んでいくと、アーチウェイのゲートの手前にビアトリクス・ポター・アトラクション「グロースターの仕たて屋の家(The House of The Tailor of Gloucester)」がある(写真左)。 猫のシンプキンが今にも飛び出てきそうなぐらい、挿絵「The Tailor of Gloucester」よりに描かれた場面がそのまま保存されている。 ウェストゲートの路地に入った瞬間から、そこはもう物語の世界へと誘われ、吸い込まれるようにアトラクションを堪能できる。もしかしたらグロースターの地に降り立った時から物語が既に始まっていたのかも。 猫のシンプキンは出てきてくれないので、代わりに私が飛び出してみた(写真右) ▼外観 ビアトリクス・ポター・アトラクション「グロースターの仕たて屋の家」(The World of Beatrix Potter The House of The Tailor of Gloucester) 正面ウィンドウ(写真右) カレッジコート通りの一番奥、隅っこに押し込まれているかのように建つアトラクション。大きさもこじんまりとした一瞬で通り過ぎてしまいそうなほど。しかし、『グロースターの仕たて屋』に描かれたそのままに保存されていて、ひと目で興奮のるつぼと化すのは間違いない! ▼2階アトラクションの内部 2階は『グロースターの仕たて屋』の博物館になっていて、ストーリーそのままに再現されている。 猫のシンプキン(写真左) 仕たて屋のおじいさん(写真右) レディマウス(写真左) 仕たて屋ねずみ(写真右) 博物館の様子 建物2階に上がり、通りに面した窓を正面に右側(写真左) 左側(写真右) 右側の棚(写真左)は、絵本に描かれた食器棚のように食器の色合いも統一され、棚板の前にはティカップがぶら下がっている。左側の小さな戸棚(写真右)は、グリムウェイズ社のピーターラビットシリーズが展示されていた。 展示されているものすべてが絵本に描かれていたアイテムで、部屋の隅に仕たて屋のおじいさんの杖がかけてあったり、展示物の合間、合間に登場キャラクターたちのドールが展示されている。 部屋の中央にあるのは、仕たて屋ねずみが仕立てたグロースター市長どのの誠に美しい上着とチョッキ(写真左) 袖口にいるのは仕たて屋ねずみたち けしと矢車草が刺繍されたチョッキ(写真左) 紅色のボタンホールひとつに小さな文字で「あな糸がたりぬ(NO MORE TWIST)」と小さな紙がとめられていた(写真右) ポターアトラクション内の2階の踊り場にある、プレス機で記念コインを作成。 やり方: 50ペンスと、1ペニーを挿入し、プッシュ(押す)すると、挿入した1ペニーに記念刻印され下からでてくる。 (左)記念コイン刻印機 (右)左側の1ペニーが、右のような形になり表面に「THE HOUSE OF THE TAILOR OF GLOUCESTER」と刻印される。 ▼1階アトラクションのショップ アトラクションの1階はグッズショップ売り場で、出版100周年記念限定グッズや、ぬいぐるみ、食器、ピーターやジマイマの形をしたチョコレートや書籍やポストカードも。 グロースターに到着した日は定休日だったため、アトラクションの外観を撮影するのみでしたが、次の日入口の前にポストカードが出ているのを見つけた時は、思わず声をかあげて喜んでしまった。「やってるー」ってね。 内部はこじんまりとしていましたが、中身がギュッとつまった博物館とショップだった。 ピーターラビット関連のツアーは、グロースターが含まれないことが多いけれど、『グロースターの仕たて屋』のおはなしが好きならここは絶対にお勧めな場所。 |
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ビアトリクス・ポター・アトラクション「グロースターの仕たて屋の家」(完) | |
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旅行8日目 グロースターのアトラクション こじんまりとした趣のある素敵なアトラクション | |
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▼イーストゲートショッピングセンター アトラクションを堪能した後、地図を見ながら特に考えもせずにショッピングセンターへ移動。入口を入ってすぐに人だかりができていた。 EAST GATE ショッピングセンター 「なんだろう?」と覗き込むと、、、 ショッピングセンター内の中央通路の踊り場のところに設置された巨大ジオラマ。 全てのキャラクターが15分ごとに動き出す。 ねこのシンプキンは外周をぐるりとまわり、仕たて屋ねずみは針に糸を通す。 糸巻き仕たて屋は新聞を読みながらぐるぐる回り、ジェントルマンはおじぎをする。 仕たて屋のおじいさんは。。。と思ったら最後に一番手前の白い窓が開いて出てきた。 この素晴らしいジオラマは、『グロースターの仕たて屋』出版100周年を記念して2003年に制作されたものだそう。糸だけに、見えない糸に引っ張られてきたのだろうか?! (2003年当時の動画なので画質の粗さはご了承ください) 大勢の人が訪れるショッピングセンター、このままずっと街のシンボルとして残してくれるといいのに。 (残念ながらこのジオラマ時計は2013年に撤去されました) ▼クリームティ(クロテッドクリームをたっぷりつけたスコーンをほおばる) ポターアトラクションの前にあるカフェ「Bewley's」というカフェで食べたクリームティ 2.7ポンド クリームティといのは、紅茶とスコーンとスコーンにのせる手作りジャムとクロティッドクリームのセットになったものを、英国ではクリームティと言う。 なのに、紅茶用の湯沸かし器が壊れたとのことで、紅茶はいただけなかった。 スコーンにクロティッドクリームをたっぷりのせてパクリ。これで紅茶があれば最高に贅沢な気分が味わえたのに。残念。 ▼デパートで見つけたロイヤルウールワースのろうそく消し型フィギュア グロースターの街中にあるデパートの陶器売り場で見つけたピーターのフィギュア。 植木鉢の上にちょこんとピーターが乗ってる。 ピーターの表情といい、植木鉢の装飾の見事さといい、欲しくて欲しくてたまらなかったけれど、99ポンドという値段にびっくり。 500体限定で、ピーター以外にも、ベンジャミン、ハンカ・マンカ、グロースターの仕たて屋、ジェレミー・フィッシャーどん、ナトキンの6体発売されていた。 |
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グロースター散策(完) | |
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旅行8日目 グロースターのアトラクション こじんまりとした趣のある素敵なアトラクション | |
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▼グロースター駅 再びグロースター駅へ。最後まで色々な街角から大聖堂がどのように見えるのかを楽しみながら、そしておはなしと同じ景色がないかを確認しながらの散策だった。 「ここどう?」「ちょっと違う」という会話が何度となく繰り返されたような。楽しかった。 15時発の電車は「定刻通り on time」 グロースター駅の売店で、ジュースとお菓子を購入し(1.5ポンド)電車へ乗り込む。 前日乗った電車、シェフィールドからグロースター行きは、予約席だったのにちゃっかり座っている若者がいて、「ここは私達が予約している席です」って伝えたが、グロースターから発車する電車は大丈夫だった。予約席も空いていると勝手に座られてしまうところが、マナーを守る日本とは違うところ。 ▼停車してもアナウンス無し? 定刻通りに発車し、シェフィールドに向け順調に走っていたのに、突然電車が停車し電車内の電気も消えた!? 「なにごと?」と周囲をきょろきょろ見渡しうろたえる私達だが、現地の人たちは何も動じることなく平然としていた。そういえば鉄道路線の工事が行われていたというニュースを思い出す。間もなく電車は何もなかったように動き出し胸をなでおろす私達。 それにしても、何かあったらアナウンスぐらいしてくれてもいいのに。日本の鉄道はすぐにアナウンスがあるというのにね。 ▼英国のスーパー シェフィールド駅から車で本日の夕食の買出しと、スーパー観光を兼ねてスーパーへ。 「セインツベリーズ(Sainsbury's) セインツベリーズオリジナルの温めるだけですぐ食べられる調理品色々(写真右) スーパーにも普通にピーターのティッシュボックスと、キッチンペーパーが売られていた。両方ともパッケージだけでなく、紙にもキャラクターたちがプリントされている。 ここでは最後のあがきで、荷物を送り返す際にダンボールに入りそうな数だけティッシュボックスを購入。 0.99ポンドx4個 3.96ポンド ▼夕食 夕食は、セインツベリーズで購入したセインツベリーズチキンカレー、スープ缶詰ミネストローネを友人宅で 一緒にいただく。グロースターでのお土産話をしながら楽しい食事。 チキンカレー 3.19ポンド スープ缶詰 0.48ポンド 計3.67ポンド 食後は、友人が少し前に見つけたグッズを見せてもらった。 Charlotte di Vitaのピーターラビットシリーズ 2000年から2001年にかけて発売されたもので、エナメルミニティーポット。両面それぞれおはなしのシーンでつながっていて、形も独特な観賞用ティーポット。 旅も残すところ2日、翌日はピーターグッズを巡る旅の完結編を実現するべくYorkに行くことに。 |
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再び電車で移動 停車してもアナウンス無し?(完) | |
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