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4日目 その2 ヒルトップ内ショップ〜ウィンダミア駅周辺まで

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  • ヒルトップ内ショップ
ヒルトップ出口手前に小さなナショナルトラストのショップがあります。こちらで売られているグッズは、すべてピーターラビット関連グッズです。
ヒルトップのガイドブックは、このショップ、もしくはチケット売り場でしか購入できません。
その他にナショナルトラストの発行している小冊子「BEATRIX POTTER AND HER FARMS」、「BEATRIX POTTER HER STORY」の2冊がありました。
こちらはいずれブックリストで紹介させていただきます。どちらもヒルトップのナショナルトラストショップでしか購入できないものだと思います。

こちらのショップでは、ウェッジウッドの食器については、クリスニングシリーズ以外にも、両手付きマグカップなどピーターラビット&フレンズより充実していたように感じました。

 
(写真説明) 左:ナショナルトラスト製 ティータオル  5 ポンド
        右:ロイヤルドルトン(ビスウィック)のフィギュア 
        「Peter in Bed」 23.50ポンド  「Peter Rabbit」 19ポンド

ナショナルトラスト製ティータオルはオリジナルのようで、その他のお店では見かけませんでした。フィギュアはあちこちのお店で購入でき、日本で買うよりはとてもリーズナブルだと思います。

余談ですが、今回の旅行でひそかにピーターの人形だけは絶対買おうと思っていたのですが、持ち帰るために陶器なので手荷物にしてもやっぱり割れたらどうしようという不安がありました。
そこでスーツケースの半分空いたスペースに割れ物を包むための緩衝材を詰め込み持参しました。
陶器の箱の下に緩衝材を敷き、さらに人形のまわりを包み、箱の上の空間部分にも詰め、箱の中で動かないようにして完了。
もちろん、ショップには緩衝材などありませんし、丁寧な梱包などしてもらえません。食器を買う予定のある方なら持っていくと便利かもしれませんね。

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  • ニアソーリー村
ヒルトップは、ポターの遺言通り、当時使っていたそのままに保存されていくものと思いますが、ニアソーリー村は今でも人々が生活し、その暮らしは豊かに便利になっていくにつれ、景観は移り変わっていくもの、それは当たり前のことだと思っていました。
でも絵本に描かれた景色、いやそのもっとはるか昔から変わらぬ景色がここ「ニアソーリー」には存在する。季節の違いによりその彩りが多少変わろうとも、その根底にあるものはまったく変わっていない。

不便なこともあるかもしれない。でもそんなことを感じさせないぐらい、人々はのんびりとゆったりと暮らしているように見え、自分もこんな素晴らしい景色に囲まれて暮らせたらとフトそんな気分にはなるが、日々の目まぐるしく変わる世界に生きている私達には、何も変わらない、変わらないように努力し続けるそんな暮らしは無理なんだろうなあ。


 
(写真説明) 左:ヒルトップのある通り。ヒルトップのすぐとなりにある「タワーバンクアームズ」(写真手前の建物 物語に登場するシーンのパネルがかけられている) その奥に見える白い壁が「バックルイート」
        右:「バックルイート」の全景

「こねこのトムのお話」で、パドルダック夫妻とジマイマが、石垣の上に座っているトム、モペット、ミトンと出会うのだけど、その背景となっているのが、ヒルトップを背にした(写真左)の風景と、バックルイート(写真右)の全景。



「あひるのジマイマのお話」より ビアトリクス・ポター(著) いしいももこ(訳) 福音館書店


 
(写真説明) 左:現在はB&Bを営んでいる「バックルイート」の宿泊者用玄関?
        右:「パイがふたつあったお話」より ビアトリクス・ポター(著) いしいももこ(訳)福音館書店


(実際の絵本のシーン。絵本をお持ちでない方のために画像掲載しましたが、このシーンを見ることで、お話が読みたいって思ってくれればうれしいです。)


「パイがふたつあったお話」で、黒犬 ダッチェスが猫の リビーより招待状を受け取るシーン。私が撮影した写真で少しわかりづらいけれど、今も石垣や家の姿はそのままに残っている。絵本のシーンもそうだけど、玄関前にはたくさんの色とりどりのお花が植えられていて、とてもきれい。煙突の上につけられている風見鶏は「あひるのジマイマ」大きい写真サイズでかろうじて確認できるかな。

大きい写真サイズはこちら 「バックルイート全景」 「バックルイートの花が見事な玄関先

 
(写真説明) 左:バックルイートのティーハウスの店内 夏の間は暖炉も立派な飾り戸棚に変身するようだ
        右:奥の戸外のテーブルで食べた、オレンジジュースとフルーツケーキ

バックルイートで写真をたくさん撮らせてもらったので、ここで一休みしようと思って入ったティールーム。ランチもあると期待したら、メニューにはクリームティーとオレンジジュース、そして3種類のケーキしかなかった。あまりに暑かったので、クリームティーはおいしいと聞いていたんだけれど冷たいオレンジジュースにしてしまった。
このテーブルで友達に宛てたポストカードを書きながら、聞こえてくるのは鳥の鳴き声、斜め後ろに座っている家族の声、そして時々キッチンから聞こえる話し声のみ。し〜んと静まり返っている。

とそこへ、キッチンの小窓から庭に向けて何かほおリ投げるのがチラッと視界の中を横切る。「なんだろう?」って見ていたら、そこにすずめ達がやってきた。どうやら朝食の残りの食パンはすずめ達の餌となるらしい。


(写真説明) イギリスの食パンの焼き方ってホント真っ黒焦げでしょ(^^;)


これぞまさしく、ヒルトップに住むすずめ達だよね(^^;) だってヒルトップまでは目と鼻の先にあるだもの。私がそっと近づき、写真撮影に励んでいると、家族連れが「レディが写真撮るから静かにしといで」と子供達に言ってくれた。なんて親切なんだろう。もちろん笑顔で「センキュー」と返した。


 
(写真説明) 左:「タワーバンクアームズ」全景  右:タワーバンクアームズ正面玄関

順番が逆になってしまったが、「あひるのジマイマのお話」に登場する「タワーバンクアームズ」。西から「ヒルトップ」「タワーバンクアームズ」「バックルイート」の順。
ニア・ソーリー村 唯一の酒場&レストラン、そしてB&Bも経営している。


「あひるのジマイマのお話」より ビアトリクス・ポター(著) いしいももこ(訳) 福音館書店
あひるのジマイマの話に疑問を感じて、ジマイマを助けに行くために仲間の犬達を呼びにいくシーン。仲間の犬達がいる場所が、タワーバンクアームズの目の前。

タワーバンクアームズの壁にも、絵本と同じシーンのパネルがつけられていて、絵本に登場していることをアピール。特徴的な玄関ポーチ上の時計や、その上にかけられている「タワーバンクアームズ」の看板、横の出窓もまったく同じ。絵本に登場するケップは牧羊犬で、ポターが実際に飼っていた犬。
馬車が自動車になってしまったけれど、建物がそのままに残っているなんて、日本じゃ考えられない。大切に残していく心がなければ、ずっと住みつづけていくことなんてできないと、建物を前にしてそう思った。


 
(写真説明) 左:鍛冶屋横町を抜け、モスエルクルターンに向かう木戸がある場所
     右:「こねこのトムのお話」より ビアトリクス・ポター(著) いしいももこ(訳) 福音館書店

(実際の絵本のシーン。絵本をお持ちでない方のために画像掲載しましたが、このシーンを見ることで、お話が読みたいって思ってくれればうれしいです。)


こねこのトム、ミトン、モペットの服を着て、あひるのパドルダック達は池へとむかいました。ここがその池へと向う道中です。左側には「バレイショさん宅の納屋」があって、右側にはポター夫妻が暮らしていた「キャッスルコテージ」。その間の道を進んでいけば、やがて「モス・エクルスターン」という小さな湖に到着します。

(写真右)は、絵本と同じシーンを捉えたつもりですが、少し手前で撮影したために、絵本のシーンとはちょっと違った雰囲気になってしまいました。黒くて顔と前足に白い模様がある犬は、牧羊犬の「ボーダー・コリー」という種類の犬です。バレイショさんちの犬で、私がモス・エクルスターンの方へ向おうとすると「うるるる」と威嚇されました。庭から「ビル?」と呼ぶ声がして、私の方を警戒するそぶりを見せながら庭の方へ戻っていきましたが、何故そんなに怒ってるのかなって不思議に思いましたが、あとで「なるほど〜っ」て納得。


 
(写真説明) 左:バレイショさんちの納屋のつもり。絵本のシーンと見比べると、ちょっと違ったかも(^^;)
        右:「ひげのサムエルのお話」 ビアトリクス・ポター(著) いしいももこ(訳)福音館書店


 
(写真説明) 左:キャッスルコテージ外観  右:家の壁に「The Castle」という文字が

ポターが結婚して、ヒーリス夫人となってからは、ヒルトップから徒歩5分ほどの「キャッスルコテージ」に移り住み、ここで30年ほど暮らした。外観からだけでもヒルトップとは比べ物にならないぐらい広そうなお屋敷。今はどのような状態になっているのか、門は固く閉ざされ、誰か人が住んでいる気配はなさそうだった。

このキャッスルコテージから徒歩で片道10分ぐらいのところにあるのが、先ほども少し触れた「モス・エクルスターン(Moss Eccles Tarn)」という、ポター夫妻がよく連れ立って散歩に出かけたという池があります。

「ピーターラビットと仲間達(アルク地球人ムック)」によると、モス・エクルス「ここから先は進入禁止、と見えるような柵がしてあることもありますが、これはヒツジやウシが道路に出て行かないための牧柵です。〜」と紹介されていたのですが、多分口蹄疫の影響だと思うのですが、閉じられているはずの柵は開いていて、またもや日本語で書かれた「立入禁止」の貼り紙がありました。
内容は、ヒルトップ紹介中にも触れた同内容の貼り紙でした。

そういう訳で、「これ以上立ち入ちゃだめだよ」と、犬に威嚇されたのかもしれません。私もぜひ見ておきたいと思っていましたが、残念ですが引き返しました。


 
(写真説明) 左:鍛冶屋横丁
       右:「ひげのサムエルのお話」より ビアトリクス・ポター(著) いしいももこ(訳) 福音館書店

「ひげのサムエルのお話」で、大工のジョンの登場により、あわてて逃げ出て来たサムエルとアナ・マイラ。鍛冶屋横丁の先にある「バレイショさんの納屋」にかけこむところ。
その鍛冶屋横丁と呼ばれている道を撮影(写真左)。以前鍛冶屋があったことから「鍛冶屋横丁」と名づけられたそうだ。

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  • エスウェイト湖
ニアソーリー村を後にして、ポターもかつて宿泊したことのある「エスワイク」の方に足を伸ばしてみた。エスウェイト湖のほとりに立つ、とってもおしゃれな建物で、現在はB&Bを経営されている。ニアソーリーのメイン道路から少し入った所にあり、建物外観からエスウェイト湖はのぞめなかった。
といって、宿泊客でもないのに、ずかずか中に入る訳にもいかず、しばらくうろうろしたけれど、結局中には入れなかった。
高台にある、こちらのB&Bからのエスウェイト湖の眺めは、それは、それは素晴らしいと、実際に宿泊された方がおしゃっていた。


どこか、エスウェイト湖に降りれる道はないかしらと、そのまま湖畔へ続く道を下ってみた。しかし家が数件立ち並んでいるだけで、湖に降りれそうな道は見つからない。
なんとか撮影させてもらおうと、庭にいた子供に写真を撮りたいので、湖の側に行けるかどうか聞いてみた。その家の庭先に木戸があって、そこから続く小道が湖の方に向って続いていたから、もしかして!と思ったのですが、その家のおじいさんがやって来て、「ここはクローズだから、湖の行きたいのなら、対岸に回りなさい」と怒られてしまった。しょぼ〜ん。


湖の反対側に行く道を教えてもらいましたが、その道は、湖の周りを遠く囲む道で、湖の周りは延々と羊達がのんびり過ごしている牧場が続く。

 
(写真説明) 左:ニアソーリー村側のエスウェイト湖の湖畔。羊達がのんびり過ごしている
        右:羊達のかなたに見えるのがエスウェイト湖 塀の中に入ることができたら湖の傍に行けるのに。


ニアソーリー村から、エスウェイト湖の湖畔に近づくには、100メートルぐらい下に下ったところにある。高台から見下ろして湖を見ていた時には、走ってかけ降りればすぐ湖畔に出れそうと思ったけれど、ニアソーリー村側から降りる道は、すべてクローズだとか。(おじいさんの話によると)

そこで、牧場を取り巻くように作られている道路を、ひたすら歩き、やっとくだりきった所まで到達した。すぐ傍に見えていた湖も、同じ高さから見ると、まだはるか遠く。

道路は、森の中に入っていった。森の中は、少しヒンヤリして歩くのには気持ちいいんだけれど、あとどれぐらい歩けばいいのか木立の中ではまったくわからない。聞こえるのは羊の鳴き声だけ。
それでもとがんばって歩きつづけたけれど、ニアソーリーのメイン道路から歩き始めて40分、それでもまだ湖畔にたどりつかなかったので、「もうあきらめよう」、「ニアソーリーのバス停まで引き返えそう」と、戻り始めてしばらくしたら、な、なんと「ホークスヘッド行き」と表示されたバスが目の前から来るではないか。

「え、ええっー!」「どうしてこんな道をバスが。。。」
「あ〜乗せてくれないだろうか。いやバス停でもないのに乗せてくれるはずがない」

でもあきらめきれずに、バスをじっと見つめていた。
そしたら、キキーッ。止まってくれたではないか。

あわててバスに近寄ったら、「どこ行くの?」って。
「ホークスヘッドに行きたい」って言ったら、「乗っていいよ!」って。

  ステージコーチ・カンバーランド(Stagecoach in Cumbria) No.505 所要時間:約10分
  ニアソーリー 途中乗車(^^;) 〜 ホークスヘッド  0.70 ポンド

バスは、私が向っていたエスウェイト湖の対岸へ向って走った。私がバスに乗車して5分ぐらいで、エスウェイト湖の湖畔に出られるポイントに到着した。といってもバス停はないので、バスは止まってくれなかったけれど。何人かの人達が釣りを楽しんだり、水遊びしていた。
もうちょっとがんばればよかったなぁーと思いながらも、やっぱり歩いてここまではちょっときつかったかな。


(写真説明) バスから見たエスウェイト湖。湖の対岸がニアソーリー村。丘の上の白い家よりさらに上方よりくだってきたことになるようだ。地図の上では、ヒルトップからエスウェイト湖は歩いて10分ぐらいの距離に見えるのですが。  大きい写真サイズのエスウェイト湖

「ジェレミー・フィッシャーどんのお話」の舞台とも言われているエスウェイト湖。ジェレミーが乗っていたような、ハスの葉っぱは遠くからでは確認されなかった。
でもバスの中から湖を見れただけでもいいことにしよう。

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  • ホークスヘッド
ニアソーリーからホークスヘッドは、バスで約10分。
バス停近くにあるお土産屋さんでもピーターラビットグッズを発見。というか、ホークスヘッド村はかわいいお店が何軒かあって、みんなピーターラビットグッズを扱っている。


(写真説明) ホークスヘッドの駐車場の側にある「STEWARDSONS OF HAWKSHEAD」というお土産屋さん

驚くなかれ、お店の前の看板には「ピーターラビット認定店」って日本語で書いてある(^^;)
お店正面入口のディスプレイからピーターラビットグッズでした。



このお店で見つけた「キーリング」は私のおすすめ、一押しの品。  4.95ポンド
「ピーターラビットのお話」がフェデリックウォーン社から出版されたのは 1902年。その記念すべき年から、来年2002年はちょうど100周年を迎える。
その100周年をお祝いしたグッズがこれからあちこちで発売されると思いますがが、そんな100周年をお祝いして、エナメルアクセサリーを製造している「Fish Enterprises社」から発売になったのが、この「キーリング」 小さくてむっちゃかわいい。

 
こちらも同じく「Fish Enterprises社」のもの。(写真左)ナトキンのピアス。(写真右)ピーターのブローチ 7.99ポンド

このエナメルアクセサリーはたくさん種類があって、もちろんグッズ紹介で紹介しているピーターラビットピアスもたくさんありました。ピーターラビットのピアスは日本では入手困難で既に製造中止とご紹介していましたが、イギリスではたくさんあって、それもとっても安いんです(^^;)
商品説明の欄にこの会社のホームページアドレスが載っていましたので、ご紹介しますね。こんなにもたくさんの種類があったなんて驚きました。


 
(写真説明) ホークスヘッド グラマースクール(ワーズワースが通った小学校)
   写真左:小学校の門  写真右:小学校校舎
   学校内を見学することができます。ワーズワースの使った机や、手紙など保管されているようです。


ふたたびショップです。ホークスヘッドにあるショップは、どのお店もかわいい小物がいっぱい。もちろんピーターラビットグッズは探さなくても目に飛び込んできますよ。

 

ホークスヘッドでは、ひときわこのガーデニングオーナメントが目を引きました。湖水地方独特の石垣の上にずらりと並べられていて、思わず連れ帰りたくなっちゃう。

ホークスヘッドの郵便局に立ち寄って、絵葉書を送ろうと思ったら、なんとクローズ。既に1時を過ぎていたので、もしかしてお昼で終了なの?ってびっくりしたら、ちょうどお昼休みで2時から再開とのこと。
「あ〜びっくり」

郵便局内にもピーターラビットグッズがたくさん。
そこでとうとう発見しました。「イギリスみやげでもらったけれど、もったいなくて箱を開けられない」とおしゃっていた方もいらした「WHITE DECORATED TISSUES」です。
 
(写真説明) 左:ティッシュボックス箱(直径14cmx高さ13.5cm)
        右:箱の中身のティッシュ。キャラクターが勢ぞろい。

このティッシュは、ホークスヘッドの郵便局にしか置いてありませんでした。それもかなり埃かぶっていました(^^;)。90枚入りのティッシュボックスなんですが、中に入っているティッシュが、カラーでかわいいんです。
でも箱が大きくて結構かさばる。1個持って帰るのも一苦労。欲しいけどちょっとねぇーであまり売れないのかな。

でも ここは郵便局。なんて都合のいいところに。。(ピ〜〜〜ン)
そうだ、小包で日本に送ればいいんだ。

郵便局が再開するまで、まだ少し時間があったので、となりの薬局に、このティッシュボックスを日本に送りたいので、何かカートンボックスありませんか?と尋ねたところ、なんとピーターラビットのお菓子が入っていた箱をちょうどその時手に持っていた店員さんが、中身を大急ぎで出してくれて渡してくれた。
ピーターラビットのキャラクターが描かれている箱をもらい、その中にティッシュボックスを10個詰めて、あとは発送するのみ。

代金は、郵送料と一緒でいいとのことだったので、そうこうしているうちに、ケント・ギルバートに似た、とってもハンサムな郵便局のお兄さんが戻ってきて、2時少し前だったのに仕事にかかってくれた。
船便にしたけれど、やっぱり送料は高い。商品代金の合計と同じくらいになっちゃった。
日本に到着するまで、2、3ヶ月かかるとのこと。
ここで始めて、50ポンドのトラベラーズチェックを使ってみた。湖水地方のお店では、50ポンドのトラベラーズチェックは使えなかったけれど、郵便局ではまったく問題なかった。パスポートの提示も必要なかった。
さすが、両替所も兼ねているだけある。


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  • アンブルサイド
ホークスヘッドで簡単にランチを済ませた後、バスでアンブルサイドにむかった。
バスの時刻表の見方をマスターしていなかったので、バスの番号と時間だけ調べてバス停に行ったら、すぐバスが来て、「アンブルサイドに行く」というので乗車した。

  ステージコーチ・カンバーランド(Stagecoach in Cumbria) No.505 所要時間:約20分
  ホークスヘッド 〜 アンブルサイド 2.55ポンド
  

そのバスは、ホークスヘッドからニアソーリーに行き、そしてまたホークスヘッドと、私がバスに乗車した同じ場所に舞い戻ってきた。

どうやらバスの時刻表に書いてある地名の順番にバスはまわっていくので、時間帯によっては直接行く場合もあるけれど、バスの回るコースの地名の最後に書かれているホークヘッドの時間に乗ればよかったみたい。普通 同じバスが、また同じ場所に戻ってくるなんて思わないよね(^^;)

 バスの見方については、「旅情報いろいろ」コーナーで詳しく解説しますね。


14時45分にバスに乗車して、結局、再び同じところに戻ってきて14時59分に出発
コニストン湖や、スキルウィズブリッジという観光名所に立ち寄るバスだったため、途中一瞬だけだったけれど、コニストン湖も眺めることができた。この湖はヨットがたくさん出ていて、ウィンダミア湖と同様たくさんの人達で盛り上がっていた。

アンブルサイドに到着したのは、15時45分。結局1時間もバスに乗っていたことに。
ホークスヘッドから直接アンブルサイドに行くバスに乗れば、約20分で到着していたことになる。
もっと早くバスの乗り方マスターしておけばよかった。


アンブルサイドに到着したのはいいけれど、「さてここはどこだろう?」って全く検討がつかない。
とりあえず ツーリストインフォメーションを探そうと適当に歩き始めた。

そしたら、まあ驚いたことに、先にピーターラビット&フレンズを発見!

 
(写真説明) 左:ピーターラビット&フレンズ アンブルサイド店
        右:2001年の新製品 500体限定フィギュア

ここで見つけたのが、ボーダーファインアートの新製品「We Wished Them Good-bye in the Yard」
「こぶたのビクリン・ブランドのお話」で、市場に旅立つビクリン達に最後のお別れをする場面。絵本のイラストでは、腕のみしか描かれていないのですが、そのシーンにグリーンのスーツを着たポターを再現することで、この絵本のイラストが完成されたものに感じるから不思議です。

実際ポターの話によると、「こぶたのビクリン・ブランドのお話」を執筆している間は、結婚のこと、キャッスルコテージのことなどあり、忙しい中あわただしく書き上げたと言っています。
腕だけしか登場しなかったこのシーンは、自分の姿を描きたかったけれど、時間がなくて描くことができなかったのかも?しれません。あくまで想像ですが。。。
それを100年以上たって、フィギュアとなって再現してくれる人がいて、なんて素晴らしい物語なんだろうって思いました。

ちなみにこのフィギュアを始め、高額フィギュアの売上 5%を、口蹄疫の深刻な被害のために寄付しますと貼り紙がしてありました。
お値段は、な、なんと185ポンド。私にはとても買えない金額です(^^;)

こちらのお店はフィギュア関係がとっても充実していたように思います。

 

ここでようやく発見したのが、「ボーダーファインアート」と「ロイヤルドルトン」のフィギュア解説本。お店に1冊ずつ、店頭ディスプレイ用しか在庫がありませんでした。 どちらも1冊 16.95ポンド




さらに、ピーターラビット&フレンズのお店がある同じ通りに、再び「ピーターラビット認定店」と書かれた日本語看板を発見。 お店の名前は 「The Lakeland Craftsman」
このお店で、新柄ピーターラビットのラグを発見。アニメチックな新柄もラグになると、とってもかわいかった。ラグも見つけたら購入したい思っていたグッズなんだけど、ウール100%のしっかりとした敷物で、重さが結構あるのと、すごくかさばるので残念だけどあきらめました。


ツーリストインフォメーションで、アンブルサイドの詳しい地図をもらい、アンブルサイドの観光名所を見て回る予定だったのですが、既に時刻は5時前、とっても疲れていたからなのか、「タワーブリッジ」や、「アーミットライブラリー」など見所はいっぱいあったのですが、そんなことはすっかり忘れてしまって、次の移動個所ウィンダミアに早く行かなくっちゃお店が閉まっちゃうということで頭がいっぱいになっていて、とにもかくもバス停に移動。

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  • ウィンダミア駅周辺
アンブルサイドからウィンダミア駅行きのバスは、ボウネス行きの2階建てになっていて2階の屋根が取っ払ってあるバスだった。

  ステージコーチ・カンバーランド(Stagecoach in Cumbria) ボウネス行きバス 所要時間:約16分
  アンブルサイド 〜 ウィンダミア駅  2.05ポンド No.599

 

屋根がないので、風がとても気持ちよいのだけれど、エンジン音が思いのほかうるさい。(写真右)は、右手にウィンダミア湖を見ながらバスは、ウィンダミア駅を経由してボウネスまで。

ウィンダミア駅に降り立ち、駅前のカフェテリア奥にある大きなスーパーマーケットで夕食を探す。スーパーで売られているものは、何でもビックサイズ。とても一人で食べきれる量じゃない。
結局買ったのは、お決まりのサンドイッチとジュースのみ。

今度は徒歩でボウネス方面へと向かう。
駅から徒歩10分ぐらいのところに、「ピーターラビット&フレンズ ウィンダミア店」を発見。これで、ボウネス、アンブルサイドに続き3軒目制覇(^^;)



このお店が3軒見た中で、一番落ち着いた雰囲気のお店だった。時間が遅かったせいもあるかもしれない。店員さんもとっても気さくな人で、エナメル七宝の懐中時計も残りひとつとなり、もう入荷しないと教えてくれた。高価だけれど日本じゃ入手できないので、思い切って購入しようと思っていたが、念のため表側のピーターのエナメル七宝部分を見せてもらうと、長い間ショールームで蛍光灯焼けしてしまったようで、色むらがひどかった。これ以上色むらが出ないように、肝心の絵柄部分を隠していたんだね。
残念だけど、懐中時計はあきらめかな。ちなみにお値段は、115ポンド


ウィンダミア駅からボウネスまでの道のりは、バスで約 10分。徒歩だと約50分ぐらいの道のり。ウィンダミア周辺にあるお店のウィンドウをブラブラのぞきながら歩いていた。


途中アンティークショップを見つけ、そのディスプレイを見ると、もしかしてこれはと思える見覚えのあるキャラクターを発見。ちょっと違うけれど、アンティークショップだし、もしかしてこれはお宝かと思ったら、すでにお店はクローズしていて、残念。

1日でヒルトップ、ホークスヘッド、アンブルサイド、さらにウィンダミア周辺まで楽しむのは、少し無理があるようだった。
やっとボウネスについた時は、もうクタクタ、重い足をひきずり、時々きりきり痛む腰をかばいながら、なんとかホテルへ。

ホテルのフロントで、次の日の朝のタクシーを7時に頼んで、長かった4日目がようやく終わりました。とっても疲れた1日だったけれど、8日間の中で一番充実して、感動的な1日だったように思います。
いよいよ5日目は、ロンドンへ移動へ。まだまだ続くよ。


もう読むの疲れちゃったかな?ロンドンの旅行記はできるだけシンプルに書きますね。もう少しおつきあいくださいね。
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