2日目 その1 ロンドン ユーストン駅 〜 ポターアトラクションまで
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朝6時25分発の電車に乗るため、5時にモーニングコールを頼んでいたけれど、朝2時半に目覚める。 何度か寝ようと挑戦したけれど、眠れない。時差ぼけかなぁ。 朝5時半にタクシーを呼んでいたのでそれまでにホテルをチェックアウト。 ホテルのフロントのお兄さんは、「入口でちょっと待ってて」と、ホテルの入口前の道路脇へ。タクシーが来るまでのほんのしばらくの間そこに立っていて、タクシーが来たら、私の側に来て、スーツケースをすっと持ち、タクシーの中に入れてくれた。 ちょっとした親切がとってもうれしく感じたので、チップを気持ちよく渡せた。 英国に来て初めてやさしく接してもらい、なんだか朝からとってもHappy! タクシーの運転手に「電車に乗ってどこ行くの?」って聞かれたから、「ウィンダミア」と伝えたけれど、私の発音が悪いのかうまく伝わらない。しまいには「このままスーツケースを持って空港に行くのか」と、笑いまじりに言われてしまった。もちろん『ブラックジョーク』だと思うけど。発音って難しいな。 ラッセルスクエア ベッドフォードホテル 〜 ユーストン駅まで タクシー代 5ポンド(チップ込み) (写真説明) 左:ユーストン駅正面入口 右:行き先案内の電光掲示板 ユートン駅に着いて、これから乗る電車のプラットホームを電光掲示板で確認する。 写真ではわかりづらいですが、白い線で囲んだ部分、まずは「発車時刻」、「電車行き先」、「プラットホーム番号」、「途中泊まる駅名」などが表示されています。 朝一番の「グラスゴー行き」は、12番プラットホームに到着。 ヴァージン鉄道 「グラスゴー行き」 6時25分発 ユーストン(Euston)駅 〜 オクセンフォルム(Oxenholme)駅まで 所要時間:約3時間40分 (写真説明) ユーストン駅 12番プラットホーム改札 (といってもドアがあるだけですが) 電車のホームに入るのに、改札口みたいなドアは一応あるけれど、そこにはには誰もいない。 通りすがりの駅員さんに聞いてみると、「電光掲示板やモニターに電車が到着して、プラットホームの番号が表示されていたら、勝手に乗っていいよ」と言われたが、私が日本から準備していた『ブリットレイルフレキシーパス』は、一番最初に使用する日のみ、使用するためのスタンプを押してもらわなくてはいけなくて、これができるのは駅の窓口のみ。 電車は乗れる状態でも、窓口のおねえさんは「窓口は6時から営業よ」と言って相手にしてくれない。 6時6分にようやく窓口がオープンし、スタンプを押してもらえることにはなったが、2種類のスタンプの内、1つが紛失して見つからないようで、ここで10分もロスしてしまった。 座席の予約もしていないし、発車時刻は近づくし、英国に来て初めて心臓がドキドキ。 なんとか2種類のスタンプを押してもらい、あわててホームにむかったら、座席はガラガラで拍子抜けしてしまった。 (写真説明) スタンダードクラス座席 座席は固定式 4人掛けと2人掛けとあるが基本的に4人掛けが多かった。 電車はホーム手前から、ファーストクラス、スナック販売車両、スタンダードクラスと続き、スタンダードクラスの座席の背もたれに紙がささっていない座席がありそうな車両を探す。 いざ電車に乗るには、扉を自分で開けなくてはいけないのだが、これが取っ手を引いて外に開けるタイプ。外から開けるのはいいけど、中からドアを開けるのは大変そう。 車両入口にスーツケースを置く専用スペースが設けられているので、そこにスーツケースを置き、車両の半分ぐらいの座席に「予約席」の紙がささっていたが、紙がささっていない窓側の座席をゲット。 これでひと安心。 6時25分少し前に車掌より行先と泊まる駅名のアナウンスがあり、定刻になると発車のベル音もなくスッーっと電車は走り始めた。 天気は「晴れのちくもり」ジャケットがないと電車の中は少し肌寒いぐらい。 最初は快調に飛ばしていたが、だんだんスピードが落ちてきて、とうとう途中で止まってしまった。 この分だとウィンダミア駅到着は遅れるかなぁーって思っていたら、電車が止まった線路脇の菜の花畑から、オレンジのネザーランド・ドワーフがピョコンと姿を現し、もう感激!! こんなに早くピーターラビットに出会えるなんて。あわててカメラを用意するも、その後すぐに電車が動き出し、電車が動く音にびっくりしたうさぎは、すぐ菜の花畑の中に隠れてしまった。 このうさぎに会うために電車が止まってくれたのかなと思うような演出に思わず心の中で拍手。 (写真説明) 左:オクセンフォルム駅(後ろに移っているのがグラスゴー行き電車) 右:乗り換えの日本語表示案内版(日本人観光客が多い証拠だね) 電車の乗換駅は、オクセンフォルム(Oxenholme)駅 10時5分定刻通りにオクセンフォルム駅に到着。 電車を降りる際、電車のドアの窓は既に下にさがっていたけれど、そこから手を伸ばし、外の取っ手を下に下げるのがひと苦労。背も高い方だし、手も長いつもりの私だけれど、それでもようやく取っ手に手が届きドアを開けることができた。このドアもし開けられなかったらそのまま電車は行ってしまったのかな。。? あーおそろし。 天気は小雨。ホームはとっても寒い。 ここで湖西線(The Lake District)ウィンダミア(Windermere)行きに乗り換える。 電車を待っている人達の格好は、トレーナーやセーター。やっぱり半袖は寒いかもしれないとこの時は思った。でもその心配はこのホームで待っている間だけだったけれど。 ホームを見ると日本人の6名ぐらいのグループがいた。同じ電車でウィンダミアに行くのかなと思ったら、オクセンフォルム駅に添乗員が迎えに来て、そのままウィンダミアに車で行ってしまった。いいなぁ。 オクセンフォルム駅では、日本語表示の案内板があり、「ウィンダミア行きプラットホームはこちらです」となっていたし、間違えるはずはないと思った。 乗り換え先のホームは、グラスゴー行きが到着した同じホームのすぐとなりだし、今まで順調すぎるぐらいの旅だったのでここでつまづくとはまさか思いもしなかった。 (写真説明) 左:間違えて乗ってしまった電車 右:ウィンダミア行きのきれいな車両 そう、そのまさか!がおきてしまった。 ウィンダミア行きの電車を待つこと25分。10時半にウィンダミア行きが来ることになっていた。 写真左の黄色い電車が、10時25分に入ってきて、もちろん電車にはどこ行きの表示はなかった。 でもほぼ定刻だし、ウィンダミア行きのホームはこちらだしと何も疑わずに電車に乗り込んだ。 電車に乗って、席に落ち着いて、ふっと我にかえって、この電車はどこ行きか確認しなかったけれど、それでいいのかーと急にドキドキと不安になった。 車掌さんがチケット確認しに来たので聞いてみると、車掌さんは笑って「この電車はランカスター方面に行くよ。ウィンダミア行きじゃないよ」と教えてくれた。 で、でたー「Oh my God!」 なんてことでしょう。ちょっとした気の緩みがそうさせたんでしょう。 車掌さんは「大丈夫。次のランカスターで降りて、またオクセンフォルムに戻ってくればいいさ」と気軽に教えてくれた。「そうだよね、また戻ればいいよね」とは思ったけれど、でるのはため息。「あーあ」 ランカスター駅でのプラットホームの番号を教えてもらい、再度降りる前にも車掌さんがまた声かけてくれて、本当に英国紳士はなんてやさしいんだろうって感激した。日本人じゃ知らんぷりだもんね。 電車の時間を時刻表で調べていたら、先ほどの車掌さんがちょうどこのホームで交代だったらしく、私の背後で11時8分と何度もつぶやいている。私は最初気づかなくて、でも後ろを振り返るとさっきの車掌さんが笑いながら「11時8分だよ」と教えてくれた。 三度「Thank You!」だよね。 何とか再びオクセンフォルム駅に戻って来たら、今度はウィンダミア行きプラットホームに電車が泊まっていた。でも念のため車掌さんに確認したら、「ウィンダミア行きだよ」と教えてくれたので安心して乗り込む。 この時どっと疲れが出たのは言うまでもありませんが。。(^^;) 最初の予定では、10時53分にウィンダミア駅に到着しているはずだったんだけど、まあちょっとしたアクシデントのせいで、12時11分にウィンダミア駅に到着。 ノースウェスタン鉄道(North Western) 「ウィンダミア行き」 11時52分発 オクセンフォルム駅 〜 ウィンダミア駅まで 所要時間:約 20分 |
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やっとの思いでウィンダミア駅に到着したので、最初ウィンダミア駅に到着したことに気づかなかった。 みんなが電車を降りたので着いたんだとわかった。ウィンダミア駅は終着駅。 ウィンダミア駅の目の前にバス停があり、そこから目的のボウネスには約10分で行くことができる。 でもその前に「ツーリストインフォメーションセンター」に寄っておきたかった。 このインフォメーションセンターは、ウィンダミア駅を降りて、そのまま左へ徒歩5分ぐらい。(右は行き止まり) (写真説明) 左:ウィンダミアツーリストインフォメーションセンター 右:インフォメーションセンターのディスプレイ ここで、湖水地方の地図『LAP MAP』を購入。 1.25ポンド ウォーキング用、自転車用、ドライブ用と何種類かあった内、ウォーキング用を購入。 でも結局一度も使用することなく終わっちゃったけれど。 他には『バスの時刻表』をもらい、「どこに行くの?」と聞かれたので、「ボウネス」と言ったら、バスの番号と、その時刻が記載されたページを教えてくれた。 (このバスの時刻表もバスに乗れば、バスにたくさん用意されているものなので最初に乗ったときにもらっておくといいかも) インフォメーションセンターのディスプレイには、「ピーターラビットの世界へようこそ!」というポターアトラクションのパンフレットを始め、ピーターグッズや本などがディプレイされていた。 売店でも、ピーターのお菓子や本など売っていた。 まあとりあえずホテルに向かおうと思って、再びウィンダミア駅へ。徒歩5分ぐらいのところにあるインフォメーションセンターだが、駅からくだり坂になっているので、駅に戻るには反対に登り坂。 スーツケース持っている分にはちょっとつらいかも。 インフォメーションセンターはいたる所にあるので、特に用事がない人にはわざわざ寄る必要はないかもしれないですが。。 再びバス停に戻るため、ウィンダミア駅前に戻り、バスを待つ。 バス停にはいろいろな行先のバスが同じバス停にやってくるので、行先表示を見ておかないと間違えてとんでもないところに行ってしまう可能性もある。 といっても乗る前に必ず「どこまで行くの?」って運転手に聞かれるけれど。 ボウネス行きの2階建てバスがやってきた。待つこと15分。色は黄色にグリーンのライン。 スーツケースがあるので、1階席で我慢した。 地図をにぎりしめ、ボウネスで降りて、さてどっちに歩いたらいいんだなんて途方にくれていたら、乗り合わせていた他の車掌さんが、「どこ行くの?」って聞いてくれて、「バーンサイドホテル」って言ったら、「バス停に着いたら道教えてあげるから」って。 本当になんてやさしいんだろう。英国紳士は。うれしいな。 これでホテルの場所も何とかなったし、安心してウィンダミアからボウネスまでの景色を楽しむ。 駅からしばらくは道沿いにたくさんのかわいいお店が建ち並ぶ。たくさんの観光客が歩いてた。 街灯の両脇にはかわいい寄せ植えのプランターポットが飾られ、天気もまずまずで、日が高くになるにつれ、どんどんと気温も高くなりジャケット着ていたら暑いぐらい。 両脇にたくさんあったお店が減ってきたと思ったら、今度は目の前にウィンダミア湖の姿が。 湖が近づくにつれ、さらにたくさんのお店と観光客も先ほどの倍以上の人がぞろぞろと歩いていました。 (写真説明) 左:ウィンダミア湖クルーズの船には鈴なりの観光客 右:ボウネス桟橋付近。貸し出しボートがつながれていた。遠くに見えるのは停泊中のヨット ウィンダミア駅からボウネス行きのバスの終点「ボウネス」は、ボウネス桟橋の目の前。 「バス停の目の前の道路(PROMENADE)を、ウィンダミア湖を背にして、右手に徒歩10分ぐらい行った曲がり角の左側にホテルはあるよ」と教えてもらい、ホテルを目指す。 徒歩10分はいいけど、ホテルを目の前にして、斜度15度ぐらいの登り坂がきつかった。はぁーはぁー。 なんとかホテルのフロントに着いたときは、お腹がすいたのも重なってかなりバテバテ。 実は朝食はサンドイッチとオレンジジュース。それ以来何も食べていなかったのである。 ずっと移動中だったし、スーツケースを持ってお店に入るのも気が引けるし、なんとかホテルまでってがんばった。 ステージコーチ・カンバーランド(Stagecoach in Cumbria) ボウネス行きバス 所要時間:約10分 ウィンダミア駅(Windermere Station)〜ボウネス(Bowness) No.599 1.15ポンド ホテルのチェックインの手続きもすごく簡単。 日本のHISで用意してもらったクーポンを提出するだけ。必要事項を用紙に記入し、チェックイン手続きは済んだが、まだチェックイン時間前(午後1時15分)だったので部屋には入れなかった。 でもスーツケースは別室の鍵のかかる部屋で預かってくれるというのでお願いした。 これで邪魔なスーツケースもなくなり、やっと身軽になって再びボウネス桟橋へ。 |
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(写真説明) 左:ポターアトラクションへの案内標識 右:ボウネス桟橋近くに横付けされていたバイク型タクシー (こんなタクシーでドライブしたら気持ちいいだろうな。運転手はもちろん皮ジャンでばっちり決めている) 再びボウネス桟橋から、目指すは「ポターアトラクション」(World of Beatrix Potter Attraction) ポターのアトラクションはこちらという標識を見つけたまではよかったけれど、まわりにはうさぎアンテナがピコピコ反応するかわいいお店がずらり。見たい気持ちをぐっと押さえ、目的場所を探すが見つからない。 方向を間違えていたらまた二度手間と思い、ボウネス桟橋のおみやげ屋さんで道を尋ねることに。 飲み物とか絵葉書、おみやげものを置いている小さなショップ。ここでジマイマのウィンドウ飾りシールを発見。ピーターラビットのロゴ入りの飾り用ディスプレイ専用台があったけれど、そこに飾られているのはピーターに関係ないものばかり。いかにもピーターラビット&フレンズで廃棄処分したものを拾ってきて利用しているってそんな感じがして思わず苦笑。 ここのおじいさんにポターアトラクションの道を聞いたら、とってもわかりやすい地図をくれた上に、丁寧に道を教えてくれた。英国で何か困った時は紳士に聞くという鉄則が、この時私の中できた気がする おじいさん、ありがとう! その時にもらった地図はこちら。。ボウネス周辺地図 ビアトリクス・ポターの物語のシーンをリアルに再現したアトラクションです。 今年は創立10周年記念ということで、特別な展示物もありゆっくりと楽しむことができます。 The World of Beatrix Potter Attraction 住所:CragBrow,Bowness-on-Windermere 営業:定休日無し 夏期:10時〜Late(5時以降も営業) 冬期:10時から4時半まで 入場料: 3.50ポンド (10周年記念特別展示入場料: 1.50ポンド) まずはお腹がぺこぺこだったので、ポターアトラクション内にあるティールーム「TAILOR OF GLOUCESTER TEA ROOM」へ。 (写真説明) 左:ティールームのメニュー表紙 右:メニュー ランチボックスのピーターのイラストにつられてつい グロスターの仕立て屋で統一されている店内。メニューにも。 メニューにおすすめとなっていた「Peter Rabbit Lunch Bag」を頼んだら、お子様向け、それも最近の子供でも食べるかどうかというメニューだった。がっかり。 (写真説明) 「Peter Rabbit Lunch Bag」の中身。 2.35ポンド りんご、まずいオレンジジュース、薄いサンドイッチ、ポテトチップ、小さなバッジ きっと足りないだろうから、追加で注文しなくっちゃと思っていたけれど、りんごを完食したらお腹一杯になっちゃった。 せっかくなのでティールーム内も撮影。 ティールームのディスプレイ用飾り戸棚。食器の中には猫のシンプキンが隠しておいたねずみ達が「だしてー」ってカタカタと今にも音を立てそうな感じだ。 仕立て屋のおじいさんや猫のシンプキンの大きなフィギュアも飾ってあり、子供が塗り絵して遊べるようにクレヨンとかも用意してある。 店内に展示してあるものはどれも、グロスターのお話をそのまま思い浮かべるものばかりで、絵本の世界に自分がいるみたいな感覚になる。 まわりの音が遮断され、フッっと時が止まるそんな瞬間。いいよねぇ。 お腹もいっぱいになったので、いざアトラクションへ。 アトラクションの入場券に、初めてトラベラーズチェックを使ってみた。50ポンドのチェックは使用できないけれど、20ポンドならOKとのこと。パスポートが必要で、パスポート番号や名前などをトラベラーズチェックの裏側に店員が記入していた。 創立10周年記念ということで、チケット売り場で子供にだけ渡されるプレゼント「ピーターの耳マスク」 恥ずかしいけれどこの耳が欲しくてお姉さんにちょーだいって言ってしまった(^^;) 子供サイズだから手で押さえてないと止められないんだけれど、恥ずかしいから家に帰ってからかぶってみました。 チケットを購入すると、しばらく入口で待たされる。最初の5分間は「ピーターラビットのお話について」のビデオの上映があり、前の人の上映が終わるまで入口前で待機。 入口の上には、ナトキンの兄弟達が「早くおいでよ」っとこっちをチラッっと見ていて、その横には「10周年おめでとうバースディケーキ」を囲んだピーター、モプシー、カトンテール、フロプシーとお母さん達の姿が。 あとで写真撮影しようと思っていたらすっかり忘れちゃった(^^;)すごくかわいかったのにな。残念。 最初の5分間のビデオ上映は、「ピーターラビットのお話について」 お話誕生秘話とか、ポターが実際に飼っていたうさぎのこととか。とってもシンプルにまとめられたビデオ。後ろに用意されたヘッドホンをつけると日本語解説が流れます。 5分間のビデオ上映が終わるといよいよ物語に登場する場面そのままに、その物語の登場人物のお人形が展示されている場所に移動。 ポターアトラクションの写真はよく湖水地方の旅行記で見かけるけれど、どの写真もみんなピーターの顔がすごく怖い印象だった。 実際に見たピーターの顔はすごくやさしい目をしていて、かわいかった。あまり期待してなかったので、これは大きな収穫。 ピーターだけで何分見とれていたことか。一番最初に移動したのに、気がついたら一番最後になってたし。 マクレガーさんのじょうろ。ピーターが隠れ場所に選んだのはいいけれど水がたっぷり入っていた。 さすがに水は入っていなかったけれど、絵本から取り出してきたような使い込んだじょうろ。つい最近のイベントでマクレガーさんのじょうろを用意したけれど、本場イギリスはやっぱり違うわ。 おしゃべりジマイマときつねの紳士。 ジギタリスが当たり一面咲いている中、おしゃべりジマイマがピーチク、パーチクおしゃべりしている様子がジマイマの口を見てもらうとわかるかしら。 新聞読むふりしてほくそえんでいる紳士。その新聞をよく見ると、なんとポターアトラクションのピーターが記事になっているではないですか。もうこれを発見した時は思わずうなってしまいました。「すごい!」 時間制限のあるツアーでは果たしてこんな細かいところまで見れたでしょうか。個人旅行でよかった。 写真右側のジマイマは、小屋でたまごをあたためているジマイマ。こちらのジマイマの表情は先ほどのおしゃべりジマイマとは対照的に静かでおだやかな表情です。のぞき窓もジマイマを驚かせないように、そっとのぞかなくてはいけないので、小さなのぞき窓になっていました。 木の上を見上げるとそこでは、ナトキンの兄弟や親戚達がブラウンじいさまの島で木の実を取っていました。 ブラウンじいさまの島に向かうために湖の側に降りてきたナトキン達は、水に濡れることなくブラウンじいさまの島にたどりついたと今までは想像していたのですが、実際に再現では湖で作業しているナトキンの兄弟、親戚達の体はびしょぬれでした。でも尻尾だけはピンと上にあがっているため全然濡れることはなかったようです。 私もナトキンの島があるダーウェント湖のクルーズしてきましたが、実際に船に乗っていても結構水しぶきがかかりました。葉っぱじゃなくて小枝の船だって、ピチャピチャ水しぶきがあがったことでしょう。 ジェレミー、アイザックニュートン卿、カメハメハ・カメ議長の3ショット。 カメさんは、自分が食べるサラダ菜を持参。下から見上げるこの3ショットはちょっとこわかった。 カメもカエルもいやにリアルすぎて、苦手な人にはちょっと。。 ティンギーおばさんは、洗濯が大好き、お仕事大好きと楽しそうな鼻歌が聞こえてきそうなぐらいルンルンとお仕事しているのが印象的だった。横顔のティンギ−おばさんの表情、すごく楽しそうでしょう。 それにしても頭のとげとげは、ロイヤルバレエ団で見たときも痛そうと思ったけれど、やっぱり痛そうだった。 ティンギ−おばさんとのおしゃべりは楽しそうだけど、近づくのは止めたほうがよさそうね。 この他にも「子猫のトムのおはなし」「フロプシーバニーのおはなし」「パイがふたつあったお話」「ひげのサムエルのおはなし」「ジンジャーとピクルス屋のおはなし」などが実際に再現されています。 時間をたっぷり取ってピーターワールドを楽しんでくださいね。 全部のお人形を見終わったら、チケット売り場横にあるショップに出てきます。 これで終わりかと思ったら、今度は結婚して「ヒーリス夫人」となったポターさんの後半の人生を紹介するビデオ上映があります。最初のビデオと同じように、後ろに用意してあるヘッドホンをつけると日本語で解説してくれます。 (写真説明) ヒーリス夫人となったポターの後半の人生についての紹介ビデオ。 ビデオ上映会場に設置されたポターさんとポターが育てたハードウィック種の羊 上映会場には、ポターのイラストがたくさん展示されているが、次から次へとビデオ上映が始まるのでゆっくり鑑賞することができなかった。 (写真説明) ポターアトラクションのガイドブック 展示会場の各おはなしの紹介と、作品ができあがるまでのドキュメンタリー。ビデオの解説などが載っている。クロスワードやミニゲーム、そしてバレエ団のかぶりものごっこができる仮面などがついいる。 ポターアトラクションガイドブック 2ポンド |
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