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ピーターラビットの絵本「The Tale of Peter Rabbit」出版110周年記念
パレスホテル箱根「ピーターラビットフェア2012」

イベント開催期間: 2012年1月10日〜12月29日

 今年もパレスホテル箱根にて「ピーターラビットフェア」が開催されました。毎年夏だけのお楽しみだったイベントが、2010年から開催期間が延長になり8月から翌年の12月までと。そして、今年は1月から12月までの年間通してのフェア開催となりました。

 真冬のこんなに寒い時期から箱根にピーターがやってくると、天気予報で雪マークがついてもおかしくない陽気の中、ピーター大好きなお友達と行ってきました。

 昨年のフェアからホテル正面の入り口のディスプレイや、入り口そばに展開されたピーターグッズ専門ショップはお目見えしませんが、例年通りピーターラビットの宿泊部屋と、ピーターラビットがテーマの料理とスイーツ、ホテル売店にてグッズ販売など楽しめます。

 今回は宿泊しなかったのですが、ホテルの方のご厚意でピーターラビットの宿泊プランの室内の様子や、プラン宿泊者限定の料理とスイーツを堪能させていただきました。

 そんな夢のようなひと時をすごさせてもらったお部屋とお食事の様子を報告いたします。

●ピーターラビット宿泊プラン

 一日3室限定のピーターラビット宿泊プランの室内の様子。昨年のピーターラビットフェアにはなかった、ホテル一番奥の角部屋、山側デラックスツイン(窓が2面あります)が今年から新たに登場しました。
 

 箱根の東側、大涌谷の山肌から煙がもくもくと上がる様子が見える山側の景色、そして真正面に富士山が見える西向きの景色、この両方を楽しめるお部屋です。

  
 ベンジャミン「ここから真正面に富士山が見えるって」
 ピーター「えっ、どこ、どこ?」

 このピーターとベンジャミンのぬいぐるみは、ジャケットにパレスホテル箱根のロゴマーク入りのホテル特製オリジナルぬいぐるみで、宿泊プランのおみやげになります。この日は午前中富士山が見えていたのですが、午後から雲に隠れてしまいました。眼下にはゴルフ場が広がり、山と谷と緑が織りなす風景がどことなく湖水地方を連想させる景色となってます。

 (パレスホテル箱根限定のぬいぐるみは、宿泊者の女性とお子様(有料の方)おひとりにつき、ピーターラビットもしくはベンジャミン・バニーのひとつをプレゼント Mサイズ 28cm)

  
 辺りが暗くなってからも室内ではピーターラビットに関する書籍が用意され、もちろん英国・湖水地方のガイドブックもありますので、箱根の景色を見ながらピーターの故郷について盛り上がるも楽しいし、ピーターのピの字も興味のないお父さんには、夜のお楽しみのドリンク、ピーターグラスでどうぞ召し上がれ。

 こちらの山側デラックスツインルームの他に、芦ノ湖側のスタンダードツインルームもあります。

 
 ピーターラビット宿泊プランにチェックインすると、「ようこそ〜」とホテルから歓迎の意味をこめ、ウェルカムクッキー&ティーが用意されています。ホテルスタッフの方々が笑顔で一枚ずつ丁寧に説明してくださるハンドメイドクッキーです。

 ピーターラビットのお食事ディナープレートセットは、ピーターラビット宿泊プラン利用者のみ予約できるメニューで、日本中どこにもないここだけのオリジナルメニューです。

  
 ピーターラビットメニューを予約すると、席にはピーターラビットのテーブルマットがセットされ、カトラリーもプレート(一部のぞく)、ティーカップ、ウォーターグラスなど、すべてピーターラビットでコーディネートされています。

 ディナープレートセット(別料金、要予約)のメニューは右側の画像です。プレート料理は3種類から、スイーツは2種類から、今年のフェアからカクテルが追加され、ノンアルコールか、アルコール入りカクテルの内ドリンクひとつ選択し、プレートセットとなります。料金は4500円(プラスサービス料)

 
 こちらはノンアルコールカクテルの、ピーターラビット(写真左側)、アイランドアイスティ(写真右側)。

 イングランド中部レスターシャーにあるベルボアフルーツファームのノンアルコールジュース入りのカクテルです。カクテルを作るのに最適なジュースだそうで、ピーターラビットは、キャロットジュースをベースにベルボアフルーツファームの洋梨&りんごで割られたカクテル。

 一方、アイランドアイスティは、アイスティにベルボアフルーツファームのジンジャージュースで割ったもの。ピリリとジンジャーの後味がするパンチの効いたカクテルです。

 カクテルといえば、やはりアルコール入りですよね。ラブリーベリーとベンジャミン・バニー氏の2種類があります。どんなお味なのか、ぜひ飲んでみたいです。

 さてお料理が運ばれてまいりました。
  
 ピーターラビットも大好き「野菜の盛り合わせ」        マグレガーさんの畑で採れた「野菜と鶏肉のソテー」

 
 ミセスラビットお手製の「カッテージパイ」(英国家庭料理)

 どのお料理もお野菜たっぷり、梅干しのように見える赤いものはベイクドトマト(焼きトマト)です。英国のトマトは生ではなく、焼いて食べるのがほとんど。

 
 カッテージパイは、ひき肉とマッシュポテトを重ねて焼いたもので、ミートソースのような味付けで温かく、ご飯の上にのせて食べたら大変おいしかったです。

  
 どのメニューにもピーターとジマイマが飾り付けられていたのですが、ピーターはニンジンで切り抜き、ジマイマはズッキーニで。でも野菜の緑に隠れてしまい、もしかしたら行方不明になるかもと、ひっくり返してみました。これだったらジマイマってすぐに分かりますね!

 お腹一杯のはずなのに、スイーツは別腹です。
  
 クレメダンジュとエクレア(ジマイマクッキー)          クレメダンジュとエクレア(ピータークッキー)
 (リビーおばさんのカスタードクリーム)『パイがふたつあったおはなし』より

 
 キャロットケーキと黒いちごのポットパイ(ピーターの妹たちがつんだ黒いちご)『ピーターラビットのおはなし』より

 スイーツはおはなしに登場する黒いちごと、カスタードクリームを盛り込んだものになっていました。このプレート、ウェッジウッドピーターラビットシリーズの25cmプレートなんですよ。どれほどのボリュームか分かっていただけますでしょうか?

 でも、ふんわりだったり、パリパリだったり、色々な食感と甘みもしつこくなくて、少し濃いめのコーヒーをいただきながら、おしゃべりに花が咲きながらひと口ずつ口に運ぶうち、気がづけばきれいに食べ終わりました。心の底から大満足というのはこういうことをいうのかしらって感じます。

 1Fロビー横の売店にて、ピーターラビットグッズ販売。
  
 グッズ販売コーナーは随分縮小されましたが、ロビー横の売店にて販売されています。
 昨年お子様のお土産で購入したウィンドウワッペンは大好評で、今年も販売されていました。日本語版出版40周年記念グッズ柄のメモパッドやタオル類、バック各種、スリッパ、新製品のステンドグラスチャームもありました。

  
 どこにでも貼れてきれいに剥がせるドレッシルのピーターラビットシリーズも揃っていましたし、昨年発売になった限定スタンプセットもありました。その他には、ぬいぐるみ、マグカップ、水筒など。

 シェフの方にお聞きした話によりますと、ピーターラビット宿泊プランの方にお出しする「イングリッシュ・ブレックファスト」も、英国の伝統にちなみトマトは生ではなく焼いたものだとか。

 ホテルに宿泊するというのは、特別な日とか、思い出つくりとか、人それぞれに理由はあると思うのですが、その中でもピーターラビットフェアの宿泊プランは、大好きなピーターラビットという夢の世界へと誘うお部屋というコンセプトがすごく素敵だと思います。

 また年数を重ねてフェアを開催されているからこそ、リピーターの方にも喜んでもらえるようにとアイデアを練りながら実行されている姿も拝見して感動しました。英国の湖水地方に負けない、日本の箱根と富士山を眺めながら夢のようなピーターラビット部屋とお料理やスイーツを堪能してください。楽しい時間はあっという間で大満足な一日でした。パレスホテル箱根の支配人をはじめみなさま、本当にありがとうございました。

 

(2012/1/23 レポートアップ ラピータの部屋コンテンツ 報告:ラピータ)


詳細は、パレスホテル箱根のホームページ、もしくは詳細パンフレットご覧ください。

詳細パンフレット(PDFファイル)
http://hakone.palacehotel.co.jp/plans/Peter2012.pdf

パレスホテル箱根
http://hakone.palacehotel.co.jp



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