ラピータの部屋 >ピーターラビットイベント&企画展報告ページ2010年開催されたピーターラビットイベントINDEX>松坂屋デパートメントストア100周年記念「日本語出版40周年記念ピーターラビット展」イベントレポート

松坂屋デパートメントストア100周年記念
「日本語版出版40周年記念 ピーターラビット展」
 終了しました。


開催期間: 2010/8/11 〜 8/23
   松坂屋名古屋本店 本館7階 大催事場(入場料 600円)

 松坂屋デパートメントストア100周年記念として様々なイベントが催されている中、2011年に日本語版の「ピーターラビットの絵本」シリーズが出版40周年を迎えるのを記念して「日本語版出版40周年記念 ピーターラビット展」が開催されました。

  
 (写真左) 地下鉄名古屋駅の構内にはイベント告知ポスター
 (写真右) 「ピーターラビット展」が開催されている松坂屋名古屋本店

  
 (写真左) 「ピーターラビット展」が開催の案内表示。
 (写真右) 「ピーターラビット展」へのエントランス 
 
 ピーターラビットの絵本シリーズ 第1集 福音館書店(刊) 1971年
 『ピーターラビットのおはなし』『ベンジャミン バニーのおはなし』『フロプシーのこどもたち』の3冊セット
 
 1971年、日本語の正式な翻訳本が出版された「ピーターラビットの絵本シリーズ」第1集(↑写真)と第2集。
原書とまったく同じ挿絵、原書のテキストのリズムを崩さぬよう日本語をはめ込み、絵本のサイズも同じに出版されました。原書と違っていたことは、ビアトリクス・ポターが出版した順番ではなく、日本独自の順番で出版されたこと。

 3冊セットで第1集から第8集まで、発売された順番は下記のビアトリクス・ポター・ブックリストを参照ください。
 ビアトリクス・ポター・ブックリスト http://rapeter.sub.jp/bk/book3.html

 今回、松坂屋の大催事場で企画されたこのイベントは、福音館書店から発売となった日本語版翻訳本が来年2011年で出版40周年を迎えるということを記念して開催されました。

 1.ピーターラビットの紹介

 エントランスを抜けると両側の壁一面に、絵本作家ビアトリクス・ポターの紹介とその作品を紹介するボードが並びました。このボードは絵本型のパネルになっていて、まるで大型の絵本を見開いたかのようなページいっぱいに、作品を完成するために描いた膨大なスケッチや撮影した写真などの資料などを含めながらそれぞれの作品について紹介されました。

 2.日本での40周年資料館

 次のエリアは、1971年の正式日本語翻訳版が出版される以前のビアトリクス・ポター作品について、日本における翻訳本の歴史について紹介されていました。世界最古の翻訳が日本語版であったこと、映像作品も世界最初に製作したのが日本であったことなどを解説パネルと共に紹介されました。正式な日本語版でないため、作風も個性があり、原作にはない色使いも見られました。

 1971年以前の日本における翻訳本の歴史についてまとめたページ・・・
 http://rapeter.sub.jp/bk/book127.html

 関連記事: 中日新聞(8/10) 幻のピーターラビット作品公開へ 日本人映像作家高橋克雄氏 1959年製作

 他にも、
 ・朗読レコード「ピーターうさぎ」 お話:黒柳徹子さん 歌:草間摂子さん エンゼル社(発行)1958年の視聴
 ・正式日本語版の翻訳を手掛けた石井桃子さんの「ピーターラビットシリーズ」に関する資料や手帳の公開
 ・福音館書店より発刊された初版本の展示
 ・日本で最初にピーターラビット関連グッズの正式ライセンスを取得(1976年)したファミリアのピーターラビットグッズや、その当時発売されたグッズなどの展示

 など、日本におけるビアトリクス・ポター作品の歴史について紹介されました。

 3.ピーターラビットの世界&写真撮影スポット

  

 

 ピーターラビットと仲間たちが勢ぞろいしたスポットで、絵本と同じ舞台で記念撮影できるコーナー。

 4.アトラクション&プレイコーナー

 親子で楽しめるコーナーとして、『ベンジャミン バニーのおはなし』より、キャラクターを壁面の抜けいている穴の中に押し込める壁面パズルや、ボールプールの中に野菜クッションを浮かべた楽しいプール遊び、ケーキのようなソフトクッションをころがして遊べたり、子供たちが大喜びするコーナーがありました。

 また、音楽CD「ピーターラビットと森の仲間たち」より、井上あずみお姉さんが歌う「ぼうけんしよう、ピーター」に合わせて振付動画が公開されました。

 5.ピーターラビット情報館

 ピーターラビットがメインキャラクターを務めている ナガシマ・リゾート(三重県桑名市)や、埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東松山市)などの紹介パネルや、イギリス湖水地方・ヒルトップ農場を再現した大東文化大学ビアトリクス・ポター資料館の紹介、ピーターラビットをテーマとしたフラワーショップPeter Rabbit Flowers、その他今後予定されているイベントやキャンペーンなどの盛りだくさんの情報が公開されました。

 ・2011年春発売予定 「日本語版出版40周年記念 絵本セット」 福音館書店
  入園入学のお祝いにぴったりなギフトセット

 ・2010年9月1日リリース 日本語版出版40周年記念「携帯”きせかえ”」登場 バンダイナムコゲームス
  ドコモ・KDDI用「きせかえキャラっぱ! ピーターラビット」

 ・2010年12月16日発売予定 うさぎ年記念 干支コインコレクション「ピーターラビット」 泰星コイン

 ・2010年10月発売予定 うさぎ年記念「うさぎもち」プレゼントキャンペーン きむら食品

 ・2010年11月1日 うさぎ年年賀状 ピーターラビット柄 富士フィルム株式会社

 ・2010年10月上旬 「パソコン年賀状うさぎ年スペシャル」(ピーターラビット柄デザイン含む) インプレスジャパン

 ・2010年10月下旬 「大人かわいいデジカメ年賀状2011(仮)」(ピーターラビットのデザインフレーム含む) インプレスジャパン

 また、2009年Winter Tetsuya Kumakawa K-Ballet Company「バレエ・ピーターラビットと仲間たち」が公演されましたが、再びSpring2011年にて公演決定となりました。

 Tetsuya Kumakawa K-Ballet Company「バレエ・ピーターラビットと仲間たち」
 ・東京 2011年3月9日(水)〜13日(日) Bunkamuraオーチャードホール
 ・大阪 2011年3月15日(火) 梅田芸術劇場
 ・神戸 2011年3月17日(木) 神戸国際会館国際ホール

 その他

 ワークショップコーナーは、大人の塗り絵「ピーターラビットシリーズ」を出版している河出書房新社より、ピーターラビットの塗り絵が体験できるおためし帖を使ってその場で塗り絵が楽しめるコーナーや、Peter Rabbit Award2010として実施している「ピーターラビットエコ検定」より、「ピーターラビットと生き物のおはなし」とエコ検定について紹介パネルが展示されました。

 
 配布された「ピーターラビット”いきもの”のおはなし」の小冊子

 イベント期間限定ピーターラビットグッズ販売コーナー

 日本におけるビアトリクス・ポター作品の翻訳の歴史と、親子でピーターラビットをテーマにたっぷり楽しんだ後は、このような大掛かりなイベントならではのイベント期間限定ピーターラビットグッズ販売コーナー。日本語版出版40周年の記念グッズも展開されていました。

  
 (写真左) ピーターラビット日本語版出版40周年記念 吉徳創業三百年記念限定品「御雛」
 (写真右) ピーターラビット日本語版出版40周年記念 ピーターモヘア

  
 40周年記念グッズ 可愛い花柄モチーフに水彩風に描かれた本柄ピーターが40周年記念グッズのデザインだそうで、これらデザインのメモブック、クリアファイル(←写真右)などがありました。

  
 (写真左) 和風柄のお稽古バックや、水筒ケース、おにぎりケースなど
 (写真右) 新柄のタッパーウェア

  
 環境に優しいエコグッズ「素焼きコースター」4種 吸水性に優れ、素焼きの優しい色合いがピーターにぴったりですね。

  
 40周年記念限定マグカップ 今回のイベントチラシにも掲載されました。

 よろしければ、PETER GARDENのイベントレポートもご覧ください。
 http://peterrabbit.petergarden.com/?day=20100811 ←クリック!
 

(2010.8.18 レポート 作成: ラピータ ラピータの部屋コンテンツ)

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