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2007年9月22日 「富士サファリパーク」に行ってきました

富士サファリパークの入場招待券をいただくことができたので、暑さも少しやわらいだ日を選び行ってきました。
園内は、それぞれのゾーンに分かれていて、それぞれのゾーンの手前では自動で開閉するフェンスで仕切られていました。園内のサファリゾーンは、大迫力の園内バスで回るのが一番楽しめると思ったのですが、さすがに人気のある園内バスは、3時間待ちの大行列。そこで、マイカーでとりあえず見てまわることにしました。

まずは、「BEAR ZONE」
ヒグマの中でも最も大きくなるコディアックグマや、ビアトリクス・ポターが『カルアシ・チミーのおはなし』で登場させたアメリカクロクマも。クマは4つ足で歩いていればそんなに怖いと感じませんが、2本足で立ち上がると、やはり恐怖を感じずにいられません。
 

その頃、園内バスではこんな光景が。軽やかな音楽が流れたと思ったら、アメリカクロクマでしょうか、バスに近づき餌のおねだりをしています。目の前でクマが見られるのは園内バスならでは。


つづいて「LION ZONE」
富士サファリパークのコマーシャルソング、「ほんとに、ほんとに、ほんとに、ほんとにライオンだぁ。近すぎちゃってどうしよう、富士サファリパーク」とあるように、近すぎちゃってどうしよう状態です。目の前にライオン、信じられない光景にもしかしてこのライオンの中に人間が入ってサービスしてるのじゃないかと思うほど。でも、よく見るとこのライオン、舌なめずりしています。そのわけは。。。
 

そう、またまた園内バスです。このライオンは、園内バスの乗客よりもらえる餌が欲しくて近づいてきたのでした。でも後ろにバスがいるというのに、ぐっすり寝込んでいるメスライオン。お腹がいっぱいのよう〜
 

どうですこのメスライオンたちの優雅なこと。こんなにゆったりとした姿を見ていると、思わず近づいて撮影したくなる気持ちすごくわかります。でもそこは猛獣たち。人間は簡単に食べられてしまうので、マイカーはゆっくりと停まらずに前進しなければなりません。


みんな木の下にわずかに広がる木陰を確保し、お昼寝三昧。
 

木の根元は、猫の爪とぎならぬ、ライオンの爪とぎになっているのでしょうか。それにしても完全に宙に浮いてます。木の上にもお昼寝しているライオンがいました。舗装されていない道は、サファリトラック専用道です。
      

次は「TIGER ZONE」いよいよ、待ちに待ったタイガースゾーン。じゃなかった。
シベリアトラという種類だそうですが、トラはその数が激減し、絶滅危惧種になっているそうです。知らなかった。
確かにこのエリアでもトラの数は少なかったかも。みんな足を投げ出し木陰でお昼寝中。
  

次は、「CHEETAH ZONE」チーターゾーン。足が長くていかにも走るのがはやそうなチーター。いました、ピンクの花が咲き乱れるさるすべりの木の向こうに。「なにも見えないぞ???」そういうツッコミが入ると思って。。
  

「ほらね、いたでしょ」チーターはやっぱり美しい。目頭から口にかけてのマークを、ティアーズマークと言うそうです。陸上を走る動物のなかでは一番足がはやく、瞬間スピードは時速100キロ以上になるとか。
   

つづいて「ELEPHANT ZONE」。アフリカゾウがいました。
  

耳をバサバサと翼のように広げてはとじ、迫力満点!同じゾーンにボンゴがいました。
  

つづいては、「HERBIVOROUS ANIMAL ZONE」草食動物ゾーン。木の幹には、動物にかじられないよう、網状のフェンスが巻き付けられています。
  

きりんが車列の中を堂々とよこぎっていきます。無事に道路反対側に渡れて一安心です。
       

しっぽが別の生き物のような動きで愛らしい、草食動物たち。みんなで仲良く牧草をついばみます。
  
 
 高いところにのぼるのが大好きなやぎ。やぎのために木の枝から牧草がぶらさがってます。怪我をしないようになのか、邪魔な枝と葉はすべて取り払われていますが、まるでやぎ専用ジャングルジムのようです。
  

 最後に「MOUNTAINOUS HERBIVOROUS ANIMAL ZONE」山岳草食ゾーン。こちらの木の幹は、木の皮をはがされないよう、幹に木片をぐるりと巻きつけガードされています。
  

 ニホンジカに、からだが真っ白のワビチ
  

 前髪がもしゃもしゃのヤク、そしてロバ。ポニーも可愛いけれど、ロバも可愛い。
  

 山岳草食ゾーンの林の中を抜けると、車でまわれるサファリゾーンは終了となり、第2駐車場へ。そこはまた別世界、左手に雲に隠れているのは富士山で、一面に広がっているのは牧草畑、その先に忠ちゃん牧場があります。
        

 「さて、どこに何が見えるでしょう?」    正解は、ワオキツネザル。よーく見ると、ほら木の枝に1匹。
        

「フワフワガーデン」には、うさぎとモルモットのふれあい広場。うさぎは、立ち耳と、垂れ耳が交代でふれあい広場に登場します。どのうさぎもみんな太っていて、ストレス太りなのかしらとも思ったり。

  

 ゴールドクレストで作られたうさぎのトピアリー。 大きな池では、いかだ遊びも。
        

仰向けにあけっぴろげなカンガルーたち。お尻をポリポリとかく仕草なんて、どこから見ても親父さんのよう。約10万頭に1割の割合で生まれるシロカンガルーも。
  

つづいて、ウォーキングサファリ。先程、車でひと周りしたコースを、歩いてまわれるコースです。木立の中を抜けるこのコースは、ウォーキングに最適です。全長2.5キロ、約2時間。子供には少し歩き疲れるコースも、途中動物たちを見ながらだから、楽しくハイキング気分で歩いていました。
        

ウオーキングコースに、何度か登場するゲート。まるで英国のフットパスにあるスタイルのように、柵が設けてあり、自分で押して扉を開け次のエリアに進んでいきます。途中、何箇所かある柵には、うさぎのレリーフが飾られ、これが富士サファリの中で私の一番のお勧めレリーフです。おみやげショップで販売してもらいたいぐらいです。
  

ウォーキングコースには、四季折々の花が楽しめ、苔や、樹木が生い茂るなか、きのこを見つけました。まだまだ気温が高いので、きのこ狩りとはいきませんが、ちらほらときのこも出始めたようです。
  

 ウォーキングコースでしか見られない「TIGER CAVE」真っ暗な洞窟の先には、トラが水浴びをしている姿が見られます。猛獣のなかで水浴びをするのはトラだけだそうで、水浴びすることで自らの匂いを消し、狩をするといったようなトリビア的知識も、ウォーキングコースのあちらこちらで学べます。
水浴びをしたトラが、私たちのいる方向にゆっくりと歩いてきました。その模様はムービーで。

 ●●トラムービー(2.0メガ) ←クリック
  

こちらもウォーキングコースでしか見られないライオン餌やりゾーン。目はただ1点、餌だけを見つめて。2重になった檻の中に人間が入り、ライオンたちは自由な大地の下。この状況だと不思議と恐怖は感じません。「はい、お口あーんして」と思わず赤ちゃん言葉になるぐらい、可愛いです。
  ●●ライオン餌やりムービー(1.9メガ) ←クリック

  

ウォーキングサファリは、朝、もしくは夕方の方が、もっとたくさんの動物たちをじっくり観察できるかもしれません。午後1時から、ゴールにたどりつく頃には3時頃でしたが、みなお昼寝タイムを決め込み、なかなか近づいてはくれませんでした。でも、この森の中を歩くこのコースは、とても素晴らしく、良い運動にもなります。富士山麓にあるため標高が高く、心配な害虫アブも、ハチもまったくいません。こんなウォーキングだったら毎日でも楽しみたいぐらいです。
  

園内バスは動物の顔をしていす。これはライオン号。他にもサイ号、トラ号、シマウマ号、カバ号、ゾウ号と、たくさんありました。園内バスツアーは、入場料とは別料金で1200円。3時のおやつはソフトクリームや、ジェラード、チーズケーキと悩みつつ、トルコ料理の「ケバブ」にしました。大きな肉の塊を回転させながら炙り、そこからそぎ落とされた肉をもちもちのパンの袋に挟んでいただきます。英国で食べた時も、フィッシュ&チップスと同じぐらいおいしかった思い出の1品です。
  

朝、10時過ぎに出かけ、夕方まで目一杯遊べる富士サファリパーク。とっても楽しかったです。またライオンに会いに行きたいな。今度は赤ちゃんライオンを抱っこしようかしら。

(富士サファリ報告 ラピータ著) 2007.9.24
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